アルファが後輪駆動のセダンを、往年の名車「ジュリア」の名でリリースしたニューモデルが話題を集めていますが、このコンテンツでは、もちろん初代「ジュリア」をご紹介します。東京・世田谷の「コレツィオーネ」で見つけたのは、1974年式の高性能クーペ「ジュリア2000GTV」です。
ジュリアは、ジュリエッタの後継として、小型軽量のボディに高出力のDOHCエンジンを積んだスポーティセダンとして1962年に登場しました。翌年にはジウジアーロのデザインによるクーペボディのスプリントGT系がリリースされます。写真のクルマは、ジュリアの最後期となる1971年に登場した2000シリーズの「GTV」。スタンダードモデルの1750ccエンジンの排気量を1960ccまで拡大させた高性能ユニットを搭載、132馬力を叩き出します。当時、メーカーが発表した最高速は200km/h、まさにアルファきってのグランドツアラーです。
全長4100×全幅1580×全高1310mm、アルファのベルリネッタらしいコンパクトでエレガントなシルエット。大きな丸目のヘッドライト、8本のメッキバーで構成される盾、またテールランプが大型化されていることがエクステリアの特長となります。
最近は走行可能な個体数が激減しているという初代ジュリア。そろそろ、コレクターズアイテムの領域に入るクルマなのかもしれません。とにかく残していかなければならない名車だと思います。
アルファロメオ ジュリア2000GTV
初度登録:1974年 車検:2年付き 外装色:紺 5速MT 左ハンドル 車両本体価格:368万円
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