一年に一度の受講を義務付けられている安全運転管理者講習。
一つの事業所で5台以上の自動車を保有している場合、その事業者で
安全運転管理者を選任し、自動車の使用者(社員)に安全運転に
つとめさせるのが役目です。
Abe BMW品川支店では私が(なぜか)その責任者になっております。
その講習を先日受けてきましたが、そこで紹介されたDVDの内容を
少しご紹介させていただきます。
仕事も家庭も順調なあるサラリーマンAさんが30年ローンを組み新居を購入。
とても幸せな生活を送っていた。
ある日、市役所に勤める友人Bが海外研修に行くことになりそのお祝いとして
一杯やることになった。
会社の帰りに社有車でBを近くの駅まで迎えに行き、そのまま後輩Cくんの経営する
居酒屋さんへ。そこで祝杯をあげた。
飲酒をするので最初は運転代行を依頼するつもりで飲んだが、盛り上がった雰囲気で
そのまま運転し、Bを近くの駅まで送り自宅へ。
しかしAは自宅に戻る途中、近所に住む結婚を控えたD子さんを横断歩道ではねた。
D子さんはすぐに病院に運ばれるも意識が戻らずそのまま帰らぬ人に。
Aは、その場ですぐに飲酒運転で逮捕され、会社も懲戒解雇される。
Aの妻子も近所からの目に耐えられなくなり、実家へ戻ってしまう。
Bも海外研修は中止となり、市役所を解雇に。
さらにCも妻が家を出て行き、店も閉店に追い込まれた。
この場合、酒酔い運転で逮捕されたAをはじめ他の2人も罪に問われたのです。
A・・・自動車運転過失致死罪、道路交通法違反
B・・・要求依頼同乗罪(酒を飲んでいることを知ったうえで運転させた)
C・・・酒類提供罪(運転すること予期していたにも関わらず酒を提供した)
たったひとりの一瞬の違反行為により、多くの人を不幸のどん底へ追い込んでしまうと
いう、現実にもあり得るストーリーでした。
昨年の交通事故死者数は全国で4863人。
過去最悪の昭和45年の16765人からすると3分の1になりましたが、
まだ交通事故で亡くなったいる方がたくさんいます。
亡くなった人の何倍もの周りの人がその事故により不幸になっております。
事故を起こすとだれも幸せになれない!
今回の講習で実感しました。
いくら安全性の優れたBMWでも、事故を起こさないようにするのはドライバーの責任です。
みなさんも改めて考え直してみてはいかがでしょうか?