今週の大穴グルマ スポーツカー編 ロードスター特集
![今週の大穴グルマランキング](/fckupload/Image/oana_rank123_com023(1).jpg)
1位を獲得したのは、BMWの人気ロードスター“Z4”だ。導入されてすでに6年余りが経過しているモデルだから、趣味性の強いスポーツカーにしては認定中古車の流通量も多く「探しやすい定番のロードスター」と言っていいだろう。正規ディーラーには、ボディカラーやパワーユニット、装備などを自由に選べるだけの数が揃っている。最も流通量が多いのは2.5リッター直6の2.5i、次いで3リッター直6を積む3.0iだ。で、認定中古車.comが大穴グルマとして注目したのは、2003年から約2年半しか導入されていなかったZ4の末っ子・2.2リッター直6を搭載する2.2iだ。2006年のマイナーチェンジの際にカタログから落ちているので前期型しか存在しないわけだが、非常に買い得感が高いから注目してほしい。なんと、200万円前後が認定中古車の平均価格帯になっているのである。前期型でも2.5i/3.0iは250万円?300万円、後期型になると両者とも300万円中盤付近のプライスタグを付ける個体が多くなる。大穴度の高い2.2iは、「ロードスターは初めて」「セカンドカーだからそんなに贅沢はできない」という方にピッタリの入門モデルなのである。
170psを発揮するストレートシックスは決して非力なユニットではなく、1380kgのボディをスムーズに軽々と加速させる実力を持つ。3.0iより格段に鼻先が軽いから、むしろワインディングロードではロードスター本来の楽しみを味わえるのだ。特に、意識的に高回転を使って走らせれば「手に入れてよかった」と思わせてくれるはず。それは、オーナーにとって至福の時となるだろう。
取り上げた物件は228万円。セカンドカーとしても買いやすい価格帯だ。しかも走行距離は1.4万km。ぜひ、チェックしていただきたい。
Z3の後継モデルとしてZ4が上陸したのは2003年。ロングノーズ・ショートデッキという基本的なデザイン・コンセプトは先代より継承しているものの、新世代BMWのエクステリア・デザインと上質なインテリアを採用しているのがトピックだ。BMWは当時、プレミアム・セグメントに移行した新しいロードスターだと強調した。実際、Z3と比較するとボディの剛性感やシャシーのクオリティなどはレベルが数段上だ。特に捻れ剛性値はZ3の3倍近くに向上しているという。この頁の主役2.2iは、2.5i/3.0iより半年ほど遅れて2003年10月に導入されている。ところが2006年にマイナーチェンジが実施された際、カタログから姿を消した。認定中古車は、2.5iに比べるとグッと少なくなるものの、ボディカラーを選べるだけの流通量はあるからじっくり探していただきたい。
Z4 2.2i ★全長×全幅×全高 4100×1780×1285mm ★車重1380kg ★エンジン 2.2リッター直6DOHC ★最高出力/最大トルク 170ps/21.4mkg ★トランスミッション 5段AT ★新車価格 417万9000円
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