BENTLEY Arnage T series 2
今回の「お宝ヤングタイマー」英国の高級車メーカー・ベントレーが1998年から2009年まで製造した大型高級4ドアセダンの中で「最もパワフルなベントレー」と称された「アルナージT」シリーズ2をご紹介したい。ベントレーと言えばロールス・ロイスを思い浮かべます。両車は兄弟車で有りながらスポーツ系とラグジュアリー系に棲み分けされていました。クルマ好きの方ならアルナージと言えば「グリーンレーベル」と「レッドレーベル」を記憶されていると思います。そして、世界の自動車業界十大ニュースにもなったBMW社とフォルクスワーゲン社によるロールス・ロイス社買収騒動。その反動として、同一モデルでメーカーの違うエンジン搭載と云う奇現象を起こしました。そして、買収はBMW社が勝利しロールス・ロイスを手に入れ、優勢だったはずのフォルクスワーゲン社はベントレーを納めた結果となりました。紹介車両は、買収劇で供給の途絶えたBMW製V8ツィンターボエンジンの代替えとして、フォルクスワーゲンは旧ターボRの6.75リッターOHV16バルブエンジンを急遽造り直し搭載した。敢えてグループのアウディ製V8を使わなかった判断は、世界のメディア始め多くのベントレーユーザーに好意的に受け入れられた結果となった。やはりベントレー、親はジャーマンになってもその歴史に変わりはなく、ユーザーは「歴史」に敬意を持てるプロダクツでなければ成らないと思ったのでしょう。歴史に翻弄された感はいがめないアルナージシリーズから最もパワフルなベントレー「アルナージT」良い車両が出て来ました。以下、ご覧あれ!