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2019年06月14日

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第3回

 

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第3回

はじめに

 当サイトが注目している「ヤングタイマー」とは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。簡単に説明すると、いま見ても「カッコイイ」点が特徴です。そこでヤングタイマーのスタイルのよさに大々的に着目した本特集において、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーを毎月ピックアップし、「カーデザイン至上主義/足グルマこそカッコよさにこだわりたい」というタイトルの記事をアップしています。

アルファロメオ・スパイダー 2.0ツインスパークとは?

 アルファロメオ・ブランドのスパイダーは総じて息が長く、105/115系ジュリアとFRシャシーを共用していた初代は1966年にデビューし、3度にわたる大きなマイナーチェンジを経ながら1993年まで発売されました。そして、その後継モデルとして1994年に登場し、1996年から日本に導入されたのが、今回ピックアップした、横置きエンジンの前輪駆動車となった2代目スパイダー(916型)です。2代目スパイダーはアルファロメオ・GTV(クーペ)のロードスター・バージョンと言える存在で、プラットフォームをGTVと共用していました。排気量2リッターのツインスパークエンジン搭載車、排気量3リッターのV6エンジン搭載車、そして、排気量3.2リッターのV6エンジン搭載車がモアパワーを求めるようになった時代の流れとシンクロするようにラインナップされ、2006年に3代目スパイダーとバトンタッチしました。

ディテール紹介

 現車は、フロントグリルのデザインが一新された後期型です。グリルの部分がそれまでのモデルよりも縦方向に大きく拡大され、フロントのナンバープレートが左側にオフセットしている点が特徴です。後期型のGTV/スパイダーは排気量2リッターのツインスパークエンジン搭載車と排気量3.2リッターのV6エンジン搭載車の二本立てだったので、現車は前者となります。ピニンファリーナがデザインしたエクステリアこそ前衛的ですが、インテリアはイイ意味で古典的なディテールとなっており、いかにもスポーツカーを操っているという気分になれます。 

整備ポイント

 パッゾオートモービルスは、P-TEC(ピーテック)と呼ばれる自社ファクトリーを完備しており、ここで各車をきっちり整備してからユーザーに販売車をデリバリーしています。今回ピックアップしたアルファロメオ・スパイダー 2.0ツインスパークの場合は、タイミングベルト、バランスベルト、ファンベルトの他、各テンショナープーリー、ウォーターポンプを交換してからの納車となります。いまでも人気のある黒色の916型スパイダーの後期・最終モデルで、しかも走行距離がわずか3.5万kmなので、これはカッコよさにこだわりつつ、各方面にレア車として自慢できると思います。この機会に是非!

プライス&店舗インフォメーション

 ■アルファロメオ・スパイダー 2.0ツインスパーク

 税込車両本体価格:118万円

年式:2005年

走行距離:3.5万km 

車検:検なし

修復歴なし

 ■販売店舗

パッゾオートモービルス

住所:〒363-0013 埼玉県桶川市東1-10-11

TEL:048-770-0333

FAX:048-770-0334

営業時間:10:00~20:00

定休日:水曜日(レース・イベント開催日)

HP:http://www.pazzo.jp/

Email:info@pazzo.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

 

 

 

 

2019年06月30日

実用車にもなるヤングタイマーはコレ/第3回

実用車にもなるヤングタイマーはコレ

パーツが豊富なクルマは旧くても足になる/第3回

ヤングタイマーとは?

 ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

 フォルクスワーゲン ヴァナゴンとは?

オフタイムもオンタイムも一台でこなせるオールラウンダーとして、いまでも各方面で重宝されているクルマがヴァナゴンです。ユーロマチックの店頭で次期オーナーが来店するのを静かに待っているグリーンのヴァナゴンは、フォルクスワーゲンが1950年からラインナップしてきたタイプ2シリーズ(いわゆるトランスポーターシリーズ)の4世代目にあたるモデルで、T4ヴァナゴンと呼ばれています。T4ヴァナゴンは、日本では「ヴァナゴン」という車名でしたが、北米では「ユーロバン」という呼称で親しまれています。ちなみに、第1世代のT1は1950~1967年、第2世代のT2は1967~1979年、第3世代のT3は1979~1992年、第4世代のT4は1990~2003年に新車がデリバリーされました。そして、2003年以降のモデルはT5として分類されています。

第3世代のT3まではリアエンジン/リアドライブ(RR)方式でしたが、第4世代のT4は車体前部の小さなボンネットの中にエンジンを積んだフロントエンジン/フロントドライブ(FF)方式を採用しました。古くからのタイプ2シリーズ・ファンの多くは、この大胆な仕様変更を残念がりましたが、時代の変化と共に多様化したユーザーのニーズに応えられるようになったともいえるので、歓迎すべきモデルチェンジだったといえます。

今回ピックアップしたプロジェクトツボー製エアロキットおよび純正ベッドキットが装着されたフォルクスワーゲン ヴァナゴン GLは1995年式のディーラー車です。排気量2.5リッターの5気筒エンジンを積んでいます。ステアリングホイールを握るだけで旅気分を味わえるヴァナゴンの魅力は、なんといっても広い車内を有意義に使えることで、日本の正規ディーラーが装着した純正ベッドキットが付いている現車は、オフタイムには移動式の秘密基地&宿泊場所として、オンタイムには出張先で移動式のオフィスとして活用することができるでしょう。

本稿のテーマは「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」ということなので、そのあたりについて言及すると、アウディ&フォルクスワーゲン専門店として25年以上の販売/メンテナンス実績があるユーロマチックでは、まず、大前提として自社ユーザーにしっかり整備したクルマを提供することに努めています。もちろん、当ページの主役であるフォルクスワーゲン ヴァナゴン GLは1995年式のクルマなので、購入後に大小さまざまなトラブルが発生するとは思いますが、万が一、トラブルに見舞われた際にもユーロマチックが親身かつ万全の体制でケアしてくれるので安心して乗ることができます。

これまでに数多くのT4ヴァナゴンを販売/メンテナンスしてきたユーロマチックには、いまでも同業者からパーツや整備に関する問い合わせが来ているそうです。そのようなエピソードからも、ユーロマチックで買うことのメリットを感じ取ることができるでしょう。

プライス&店舗インフォメーション

■フォルクスワーゲン ヴァナゴン GL

税込車両本体価格:175万円

年式:1995年

走行距離:76,000km 

ミッション:4AT

車検:2019年12月

修復歴なし

 

■販売店舗

ユーロマチック

住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 

TEL:03-3290-9001

FAX:03-3290-9041 

営業時間:10:00~19:00

定休日:年末年始を除き年中無休

HP:http://www.euromatic.co.jp

E-mail:info@euromatic.co.jp

 

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 

 

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