目的別ヤングタイマーの選び方/第10回/日常+週末ドライブ編
目的別ヤングタイマーの選び方/第10回
日常+週末ドライブ編
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はじめに/ヤングタイマーとは?
ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
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「ヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について
初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
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ポルシェ 968クーペ/968カブリオレとは?
ポルシェというと911シリーズをイメージしがちですが、1975年に水冷4気筒エンジン+トランスアクスル方式を採用したFRスポーツモデルの924がデビューしました。
FRはフロントエンジン/リアドライブのことで、トランスアクスルはFR車で車両の前後重量のバランスをとる手法のことです。トランスミッションを後輪側に移動させることで、車両前後の重量配分が均等に近くなるため、車両性能を最優先するスポーツ車がトランスアクスル方式を採用しています。
924は1983年に944とバトンタッチし、924以上928(1978年モデルから量産が開始された水冷V8エンジン搭載のラグジュアリーなスポーツカー)未満のマーケットを狙って開発された944は1992年の春に販売終了となりました。今回ピックアップした968(1991年のフランクフルト・モーターショーで発表)は1992年モデルとして導入され、944 S2の後継車であり、トランスアクスル方式を採用する水冷4気筒エンジン搭載ポルシェの最後のモデルとなりました。その生産は、1995年まで続けられました。4年間で、クーペ、カブリオレ合わせて。計12776台がラインオフしたといわれています。
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968のデザインはより洗練されたものとなり、その一部は後の993型911を先駆けるものでした。ボディ形状はクーペとカブリオレの2種で、ヘッドライトがポップアップ式になった点もポイントです。ちなみに、電動開閉式の幌を採用し、スタイリッシュにまとめられたカブリオレは人気が高く、出荷台数の半数近くがカブリオレだったともいわれています。
フロントに搭載されたエンジンは、944 S2譲りの2,990cc、直列4気筒DOHC16バルブをベースとして、ポルシェ初となるバリオカム可変インテークカムシャフトコントロールを採用。エンジンのスペックは、最高出力240ps、最大トルク31.0kgmです。このパワーユニットに6速マニュアルトランスミッションと、ポルシェ初搭載のティプトロニックトランスミッションが組み合わされました。
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専用のシートやホイールを装備するほか、後席が取り除かれるなど、軽量化が図られて走行性能が磨かれたピュアスポーツモデルの968クラブスポーツも存在し、また、限定生産車として968ターボS(305ps)、968ターボRS(337ps)というハイスペックかつスパルタンなモデルも販売されました。
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当初、944 S3として開発が進められていたといわれる968は、スポーツカーを愛する硬派なドライバーをも満足させる優れたシャシーを備えつつ、日常的に使用できる高い信頼性と利便性も確保されたグランドツアラーです。完調を維持する際に必要不可欠となるパーツは、ポルシェセンターにオーダーすれば出てくるので、心配することはありません。
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一台で日常の移動から週末ドライブまでをこなすことができる水冷FRポルシェを、この機会にゲットしてみてはいかがでしょうか。
□プライス&店舗インフォメーション
■ポルシェ 968 3.0カブリオレ TIPTORONIC
税込車両本体価格:398万円
年式:1994年
ボディカラー:ウィンブルドングリーンメタリック
内装カラー:ライトグレー
車検:2022年11月まで
走行距離:37100km
修復歴:無し
特記事項:ディーラー車、芳香剤・香水・ペット臭等一切無し、ガレージ保管車両、フルオリジナル、新車時保証書、整備記録簿、取説関係一式、純正専用書類ケース、スペアキー
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■販売店舗
arj(エーアールジェイ)
住所:〒158-0087 東京都世田谷区玉堤1-20-7 arj世田谷1F
TEL: 03-3704-7177
FAX: 03-3704-7733
営業時間:9:30~19:00
定休日:月曜日
HP:https://www.arjapan.co.jp/
※少人数で運営しているので、来店する際は予め連絡したほうがいいでしょう。試乗等を希望する際も事前にご予約を。
■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
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