マニア層だけではなく輸入車ビギナー、またファミリー層にまで、高い人気を持つフランス版のセミトールワゴン、ルノー カングー。我が社では、今年4月に先代の2004年式カングー1WBD(インテンスブルー)を購入して長期リポートを実施していますが、この1.6リッターエンジンを搭載する先代の後期型(2003~2009年)は、ちょうどいいサイズ感とスタイリッシュな癒し系のルックス、現代の道路も普通に走れる実用性を持っていますので、良質車ともなると、マーケットでは引く手あまたの状況が続いているようです。
今回取り上げるのは、ルノーのプロショップ「サンク」で見つけた2004年登録のカングー1WBD。この外観写真を見ただけで、「おつ!珍しいカングーが出ているね~」なんてつぶやいた方は相当なカングー通、普通はその希少性が分からないと思いますので、詳細をご説明しましょう。

まずはボディカラーの「マリンブルー」です。カングーのブルー系で最も多い「インテンスブルー」より、鮮やかで明るい外装色ですが、この色は2003~2005年の約3年間だけしか存在していなかったため、けっこう希少です。そして、ルーフをご覧ください。なんと、キャンパストップなのです。
幌の開閉は手元スイッチによる電動式で、全開にするとなかなか気持ちの良い解放感が味わえます。ちなみに、ダッシュボード付近の上はガラスルーフとなり、残念ながら、これは開閉できません。
さて、このマリンブルーを纏う2004年式カングー1WBDキャンパストップは、走行8.6万kmで、車両本体価格68万円。間違いなくお宝だと思います。
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ルノー カングー1 WBD キャンパストップ
初年度登録2004年 走行8.6万km
外装色:マリンブルー キャンパストップ AT 右ハンドル 車両本体価格68万円
お問い合わせ
CINQ
株式会社サンク
東京都練馬区豊玉北3-14-6
TEL.03-5946-6767

前が今回取り上げたマリンブルー号、後ろが長期リポート車のインテンスブルー号。同じブルー系でも比べるとその違いが分かる。

全長4035×全幅1675×全高1810mm。この5ナンバーサイズのボディ、そして背高キャビンがカングー1の魅力。現行型は3ナンバーとなりミニバンの雰囲気に変貌した。

幌を全開にすれば素晴らしい解放感。

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リアのダブルバックドアもカングーのキャラに合っている。

前オーナーは大事に乗っていたことが分かる室内。
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