今日、9月1日の防災に日にあわせ、午前9時から10分間、
東京の主要幹線道路を封鎖して防災訓練が行われました。
これは、3月11日の大震災の際、未曾有の大渋滞、多くの帰宅困難者が
出たことを機に、今後首都圏で予想されている震度6クラスの地震が来た
場合に備え交通規制をし、どのような影響がどれくらいでるのか検証しようというもの。
東京の幹線道路である環七、16号線を境に、それより都心方面の交通を遮断したり、
また10分間通行を止め影響を検証。
たった10分間ですが、朝の通勤ラッシュがまだ終わっていない午前9時の
10分間は非常に長い時間。
だからこそこの時間に通行止めをし、実際に起こるだろうといわれている
震度6クラスの地震の際の交通混乱を検証しているそうです。
実際、震度6クラスの地震が起こると、都内から神奈川県等の隣県や
隣県からの出入りは一切できなくし、また、都内でも自動車をはじめ
バイクや自転車まで通行が禁止になるそうです。
先日の大震災の際は、電車が全面ストップし、各道路で大渋滞のため
徒歩で帰宅した人も多かったですが、自転車を買い求めそれで帰宅した
人も多かったと聞きます。
しかし、その自転車も通行禁止となったらどれだけの影響が出るのでしょうか?
電車も止まり、車も使えず、バイクや自転車も使えず、歩くだけ。
でも今までこのような大きな災害がなかったので、現実味が感じられませんでしたが
いざあのような災害に直面すると、想定外のことがたくさん起きてしまいます。
9月1日が防災の日と定められたのは、大正12年(1923年)9月1日に
おきた関東大震災がきっかけ。
祖父から聞いた話によると、当日は地震の被害はもとより、各所で火災が発生し、
避難所に逃げてきた人の荷物にその火事の火が付いてきて、避難所は
大パニックになったそうです。
こんなことにならないよう、普段からの備えと準備が必要です。
9月1日、防災の日。
この日の重要性を改めて痛感した日です。