「ドイツ製や国産の高級サルーンにも飽きたし、最近は乗りたいクルマがなくなったなぁ~」なんて言っているクルマ趣味人も多いことと思います。そんなご同輩にぜひお勧めしたいのがこのイタリア製Lセグメントサルーン、マセラティ「クアトロポルテ」です。最近になって、認定中古車の買い得感が高まっていますので注目です。特に3リッターV6・FRモデルの初期型はいい感じのプライスになっています。
さて、6代目となる現行型クアトロポルテの販売が開始されたのは2013年4月、まずは3.8リッターV8ツインターボのGT Sが上陸し、若干遅れて3リッターV6ツインターボのS(FRモデル)とS Q4(4WDモデル)が導入されました。ちなみに、クアトロポルテの名はイタリア語で「4ドア」を意味し、特に深い背景はないようです。
写真を見ておわかりになると思いますが、クアトロポルテのエクステリアやインテリアは、Sクラスや7シリーズ、A8、またXJとは、あきらかに異なる世界感を持ちます。また、走らせても独自のフィーリングを持っていると言っていいでしょう。その源泉をシンプルに紐解いていけば、イタリア人の感性で開発され、イタリア人の手で製造されているから、という他ないのだと思います。そこには、「気に入らなければ別に乗らなくていいよ」的な割り切りの良さがあり、それこそがクアトロポルテの魅力と個性につながっているのでしょう。
クアトロポルテに搭載されるV6、V8ユニットは、マセラティのエンジン開発部門であるマセラティ・パワートレインが設計し、マラネッロのフェラーリ工場において委託生産され、最終的にマセラティのグルリアスコ工場にて仕上げられます。また、室内に使用されるレザーには、ポルトローナ・フラウ社製が採用されているのはご存知のとおり。まさに生粋の「Made in Italy」です。今回取り上げるクアトロポルテは、2013年登録・走行3.2万キロの「S」で、車両本体価格は560万円です。新車価格は素の状態で1195万円でした。車格、コンディション、高額オプションの装着という点からみて、すごく買い得だと言えるでしょう。お宝に認定します。
全長5270×全幅1950×全高1470mmの堂々たるボディ。3.0リッターV6ツインターボ(410ps/56.1kgm)を搭載、ZF製8段ATを介して後輪を駆動。
マセラティ クアトロポルテS
初年度登録2013年9月 走行3.2万キロ
外装色:ネロ・リベーレ 内装色:ネロ エラブルトリム 電動ガラスサンルーフ シフトパドル 19インチアルミホイール レザーシート シートヒーター バックカメラ ナビゲーションシステム フルセグTV ETC 左ハンドル
車両本体価格560万円
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マセラティ杉並
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