アジアン・ル・マンに参戦!
岡山国際サーキットを舞台として、10月29日から4日間に亘ってアジアン・ル・マン・シリーズが開催されました。各クラスのシリーズ・ウイナーにはル・マン本戦の出場権が与えられることもあり、日本をはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アジア等から強豪チーム(レースのプロたち)が参戦しました。
イギリスからはゲスト・チームとしてアストン・マーティン(←ワークス!)の007号車が招かれ、圧倒的なパフォーマンスを披露しましたが、そのような異次元の速さを誇るマシンたちの中にオール・アマチュアでエントリーしたスクーデリア・フォルムのポルシェ911(なんと、8年落ちの996GT3 RSR/参加車両の中で唯一の6速MT仕様)が交ざっていました。
筆者とは旧知の間柄である小嶋氏がステアリングを握った予選は無事に通過できたものの、決勝初日は3周でリタイア。フライホイールの欠損がリタイアの原因でしたが、徹夜の作業でトラブルを克服し、決勝二日目はスタートから15分遅れながらもコースインを果たし、なんとか69周を走り切りました。
トップチームはチェッカーフラッグを受けるまでに128ラップしてしまうハイレベルな世界なので、当然のことながら二日間とも「Not Classified」扱いになりましたが、スクーデリア・フォルムの面々はオール・アマチュアで本場のル・マンに参戦するという道程を確実に歩み始めたといえるでしょう。いつの日にか、岡山で味わった感動をフランスでも味わってみたいと思っています。