« 2008年12月 | メイン | 2009年02月 »

2009年01月 アーカイブ

2009年01月01日

今回も、ご先祖様とショートツーリング!

ここ数年、大学時代の友人たちと行く「年末ツーリング」が一年を締めくくる恒例行事になっておりますが、高桑一家は今回も超~安楽なメルセデス(シルバーのW210・1999年式)で参加させていただきました。

今でもトヨペット・コロナ(RT40)やS30型ZやB110型サニーで参戦してくる猛者がいるので、本当は自分も伝家の宝刀であるアルファ・ロメオを出すべきなのですが、家族が増えたこと等を言い訳として、もう、かれこれ6年連続ぐらいで現代のクルマを引っぱり出しております。

ムルティプラやキューブで行った時期もありましたが、メルセデスを購入してからは連チャンでW210を出撃させており、2007年の年末は箱根からの帰路で友人のひとりが所有しているW123ワゴンと好バトルを展開。

2008年の年末も風光明媚な銚子近辺でEクラスのご先祖様とのショートツーリングを堪能してみました。

正直に告白すると、W210を所有する以前は「実用的なメルセデスで自動車趣味生活を満喫することができるのだろうか?」などと思っていましたが、メルセデス同士で連れ立って走ってみたら予想以上に楽しかったので、“コレはコレでありだなぁ~”と今ではスッカリ改心してしまいました。

きっと、2009年の年末も高桑一家はメルセデスで行くと思うので、W123ワゴンに乗っているオトーサンも奥様&お子様同伴で来てくださいよぉ~。期待しています! 

 

 

 

 

2009年01月02日

いよいよデリバリーされる?

アルファ・ロメオが誇るハイパフォーマンスカー、8C Competizioneといえば、世界限定500台、車両本体価格2259万円(装着可能なすべてのオプション・パーツを選ぶと、たしか車両本体価格込みで2750万円になりました……)、日本におけるデリバリー台数70台といったトピックスが話題となりました。

モーターショーでシートに座らせていただけたことは、早くも一生の思い出になっております!

参考までに述べておきますと、デリバリー台数70台というのは驚くべきことにイタリア本国と同数でしたが、予約受付開始直後から購入希望者が殺到し、すぐさま完売になってしまいました。最終的に約200名ものアルファ・ロメオ・フリークが購入を希望したといわれています。

数多くのクルマ好きを魅了した8C Competizioneは2009年3月にデリバリーされる予定ですが、実は約200名にも及んだ購入希望者を“日本割り当てぶんの上限”となる70人に絞り込む作業は2007年2月に早くも完了しておりました。

もう、2年も前のことなんですね。驚き。

ということで、この2年間ほど待ち焦がれていたオーナー予備軍のもとに、いよいよ8C Competizioneが届くことになるわけですが、注文時に165万円(!)ほど払うと好きな色に塗ってもらえるシステムが導入されていたので、きっと、ノーコストの標準カラーとなるアルファレッドや追加料金46万円で塗ってもらえたブラック、レーシングイエロー、コンペティツィオーネレッドという3色展開の3レイヤーマイカフィニッシュカラーとは異なる色を纏った“オリジナリティ溢れる8C Competizione”が街を華やかにしてくれると思いますよ。

なお、2年前にアルファ・ロメオの広報スタッフに各色の注文数を聞いてみたところ、アルファレッドが22%、ブラックが20%、レーシングイエローが5%、コンペティツィオーネレッドが44%、カスタムボディカラーが9%でした。レーシングイエローよりもカスタムボディカラーのほうが多かったわけですから、景気がよかった頃の日本って、やっぱりスゲ~国だったんですねぇ~。

 

 

 

いま見てもカッコイイなぁ~。日産バンザイ!

それほどモータースポーツに興味がない方でも「シルエット・フォーミュラ」という言葉を一度ぐらいは耳にしたことがあるでしょう。1976年にスタートしたグループ5カテゴリーに属するシルエット・フォーミュラによるレースは、今でも世界のモータースポーツを統轄しているFIAが“メイクス・チャンピオンシップは市販車に近い形のマシンで争われるべき”だと提案したことから始まりました。
 
外観を可能な限りオリジナルに近い姿にとどめることで、観客にマシンに対する親近感を抱かせよう……とFIAは思ったわけですが、その作戦は大成功で、見慣れたスタイルおよび聞き慣れた車名を持つモンスター・マシンがサーキットを疾駆する姿に当時の若者たちは一喜一憂しました。

日本においては、ちょうどスーパーカーブームが全盛を極めた時期とシルエット・フォーミュラによるレース活動がシンクロしたこともあり、主役級のポルシェ935は子供たちのヒーローとして君臨し、国産車に目を転じてみれば、日産が妙に頑張っていた(!)といった印象がありました。

セリカLBをベースとして、シュニッツァーが開発したトヨタ・セリカ・ターボも一世を風靡した感がありますが、やはり、バイオレット、ガゼール、ブルーバード、シルビア、そして、スカイラインといった馴染み深いクルマたちを超ド派手なシルエット・フォーミュラに仕立て上げてしまった日産のテンションの高さは、他のメイクスを圧倒していたといえるでしょう。いやはや、イイ時代でした。


 
スカイラインほど外観が洗練されていなかったブルーバード・ターボ・シルエットは比較的通好みのマシンだといえるでしょう。

 

シルビア・ターボ・シルエットはブルーバードよりもメジャーな存在でした。スカイライン同様こちらもファンが多いマシンです。

2009年01月09日

本当に欲しかったアルファ・ロメオは……。

11年前に購入したアルファ・ロメオGT1600ジュニア(1974年式)を今でも大切にしておりますが、中学生の時に初めて好きになったアルファ・ロメオはジュニアZでした。

勢い余って、針金で組んだフレーム上に紙粘土をペタペタ貼り、ジュニアZのプロポーションを子供部屋の一角で再現したこともありました。37歳(来たる3月で38歳になります!)になった今日でも、ジュニアZこそが一番カッコいいアルファ・ロメオだと思っています。

ザガートが手がけたアルファ・ロメオに魅せられたことからもわかるように、ずっと、アルファ・ロメオの魅力はスタイルがいい点だと考えていました。しかし、実際に1974年式のアルファ・ロメオを購入し、全国各地を元気よく走り回ったことで、少しずつ考え方が変わっていきました。そう、アルファ・ロメオの神髄は卓越した走行性能の中に潜んでいたのか……と思うようになったのです。

3年前に購入したフィアット・ムルティプラの走行性能の高さも確かに国産車を凌ぐ素晴らしいものでしたが、クルマとしての素性の良さは明らかにアルファ・ロメオGT1600ジュニアのほうが勝っていました。少なくとも、私にはそう感じられました。不思議なことですが、35年前に造られたクルマのほうが走りやすかったのです。
 
105/115系のアルファ・ロメオを運転していると、クルマが自分の手足のように動く感覚を味わうことができます。別の言葉で説明すると、クルマと人間が同化する“官能的な時間”が訪れるのです! 私はいつも自分が車体を構成するネジのひとつになったような陶酔感の中で愛車を運転しています。きっと、往時のタッツィオ・ヌボラーリ選手も無心の境地でアルファ・ロメオを駆っていたのでしょうね。
 
敷居が低いにもかかわらず、馬や牛のエンブレムを掲げるクルマたちと同じように、視覚、聴覚、嗅覚、そして、触覚を刺激してくれるアルファ・ロメオは、人生をドラマチックにしてくれる最高のエンターテイナーだと思いますよ。
 

2009年01月15日

アバルトが気になる!

アバルト ブランドの日本におけるオフィシャル インポーターであるフィアット グループ オートモービルズ ジャパンから、いよいよ最初の導入モデルとなるアバルト グランデ プント(フィアット グランデ プントをベース車両として開発されました)が販売されることになりました。う~ん、楽しみ! 2009年2月14日の発売開始予定で、全国メーカー希望小売価格は270万円(税込) となっております。

そして、2009年春にはフィアット500をベース車両として開発されたアバルト500の販売開始も予定されており、今年はイタリア車好きがワクワクドキドキできる一年になりそうです。

フィアット グループ オートモービルズ ジャパンでは、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市で順次アバルトディーラーを展開するらしいので、お楽しみに!

 

プジョー406クーペのことも気になる!

実は、ここ最近、プジョー206スタイルに乗っている友人の影響で、プジョーのことも気になっているのですね。参考までに述べておくと、その友人が購入したパソコンを私も速攻でゲットしたりしておりまして、かな~り感化されているのでありました。

で、自分もプジョーを買うのであれば何にしようかなぁ~などと時折妄想してみたりするのですが、やはり、イタリア車フリークを自認するからにはプジョー406クーペをチョイスするべきだろう! と強く思うわけです。

406クーペは、504クーペ以来となるプジョーのクーペ・モデルとして1996年にデビューしました。前作同様、設計・製作ともにピニンファリーナが担当した点が特徴で、イタリア車好きであれば、この成り立ちを知った瞬間に無条件で欲しくなってしまう……といえるでしょう。

なお、406クーペはシャシー形式こそ406セダンや406ブレークと基本的に同じでしたが、リアのハブを新設計としてトレッドを広げるなど、実際には406クーペだけ差が付けられておりました。そのキャラクターを考慮してエンジンはガソリン仕様のみが用意され、2000ccの直列4気筒DOHCと3000ccのV型6気筒DOHCがエレガントなスタイルのボディに積まれました。

1998年のマイナーチェンジ時にV型6気筒エンジンのパワーが194psから210psにアップしたので、406クーペのベストバイを探すならば「このところ価格が落ち着いているけれど性能がいい1999年式」ということになるでしょうね。