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2020年02月 アーカイブ

2020年02月01日

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第8回

 

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第8回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

AMG C36とは?

いまでこそ「Mercedes-AMG」としてメルセデス・ベンツのスポーツ系ブランドとして扱われているAMGですが、以前は独立したチューニングカー・メーカーでした。往時のエピソードを挙げると、1984年に各シリンダーが完全に独立した4つのバルブを持つシリンダーヘッドを開発。当イノベーションにより、エンジンメーカーとなったAMGは、1986年に排気量5.0リッターのV型8気筒エンジンをEクラスのクーペに搭載しました。このクルマは「The Hammer」のニックネームで世界的な名声を博し、特にアメリカではAMG神話の象徴的なモデルとなりました。

さらに説明すると、AMGは1990年にDaimler-Benz AGと協力協定を締結し、メルセデス・ベンツが販売とサービスを行う直営店や、特約販売店の世界中のネットワークを通じてAMGモデルの販売ができるようになりました。この協力協定により需要と顧客支持を拡大することができ、さらに1990年に3番目の工場が稼働し、スタッフも400名に増加。1993年には、協力協定の成果として初の共同開発モデルである「AMG C36」 が発表され、AMGの知名度がさらに高まりました。

AMG C36は、ホワイト・ボディ状態から各部に補強を施すことで、ノーマルのW202型Cクラスとは別次元の剛性を確保。パワーユニットは2.8リッターのボア&ストロークを変更して3.6リッターまで拡大されたAMGの手によるチューニング・エンジン(コンプリート)で、AMG製のC36専用となる高品質パーツで構成されていました。

その結果、AMG C36には最高出力280psを誇る強心臓(直列6気筒エンジン)が与えられ、気持ちよく吹け上がるストレート6と専用設計の足まわりがもたらす珠玉のハンドリングによるバランスのいい走りを楽しむことができました。ちなみに、AMG C36に搭載された今や貴重なノーマル・アスピレーションの直列6気筒エンジンは、AMGがメルセデス・ベンツの一部門となる前に造った最後のパワーユニットです。ある意味、AMG C36は「最後のAMG」とも言えるので、その素性のよさ、走りのよさ、そして、コストパフォーマンスのよさにクルマ好きが大いに注目する日が来るのは間違いないでしょう。W124型500Eオーナーが普段の足として使ってみてもいいのかもしれません。

20年以上にわたってガレージ保管されてきた現車は、日本の厳しい天候でダメになりがちなエクステリアのディテールがしっかり生きており、ブラックレザーとブラックウッドでまとめられたインテリアの状態もすこぶるいいです(天張り純正交換済)。AMGとメルセデス・ベンツの共同開発モデルなので、AMG製のC36専用パーツだけでなく、W202型C280用のパーツを使える部分もあるので、メンテナンスで苦労することはありません。

維持しやすく、しかも「The Hammer」並みに神話性や趣味性が高いともいえるAMG C36を、この機会にゲットしてみてください。

■プライス&店舗インフォメーション

■AMG C36
 
税込車両本体価格:298万円
 
年式:1997年
 
走行距離:3.9万km 
 
車検:2020(R02)年3月
 
修復歴なし
 
特記事項:最終モデル、ディーラー車、新品AMGマット付、記録簿多数
 
■販売店舗
 
セントラル21
 
東京都世田谷区中町4-17-10
 
TEL:03-5758-8621
 
営業時間:平日 10:00~19:00/日・祝日 10:00~18:00 
 
定休日:年中無休
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 

2020年02月20日

実用車にもなるヤングタイマーはコレ/第8回

実用車にもなるヤングタイマーはコレ

パーツが豊富なクルマは旧くても足になる/第8回

ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

BMW 740i M-Sport クラブ・セレクションとは?

BMWが製造、販売している高級大型セダンの7シリーズは、初代(E23型)が1977年にデビューしました。その車格からメルセデス・ベンツSクラスのライバルとなり、1986年に2代目(E32型)に発展。今回ピックアップしたのは、1994年に登場した3代目(E38型)です。

撮影車両は2001年式で、3代目のモデル末期にリリースされたクルマになります。しかも、BMW 740i M-Sport クラブ・セレクションというグレードで、これは7シリーズの735i M-Sportおよび740i M-Sportに特別オプションを装備したレアなモデルになります。

特別オプションの内容を記しておくと、主な特徴はツートン・カラーのフルレザーインテリアを装備し、レザーシートにはアニリン・レザーを採用している点です。シートは、サイドサポート機能を強化したスポーツタイプのコンツア・シートを装備。また、チタンシルバーの現車は過去にこのクルマを愛用していたオーナーの手によりM-Sportホイールに変えられていますが、ラジアル・スポーク・スタイリング・アロイホイール(スポークが直線基調)を特別に採用していました。

フロントに積まれているV型8気筒DOHCエンジンの排気量は4390ccで、それまでの7シリーズと同じように、専門の運転手が運転するショーファードリブンではなく、楽しんで運転することができるドライバーズカーになっています。ディーラー車、フルオリジナル、ガレージ保管車両の現車は状態がよく、機関系のパーツをいまでも入手できるので、ボディの大きささえ気にならなければ足として使うことができるでしょう。

オート・スクエアー・エノモトでは、各種消耗品、リビルドエンジン/ミッション、そして、現在では入手困難となったパーツの良質なユーズド品を多数ストックしています。そのような同社ならではといえるアドバンテージ・ポイントをフル活用し、オート・スクエアー・エノモトでは旧き佳きBMWのオリジナル・コンディション・キープに努めていますが、さらに追記すると、ウォーターポンプ、クーラント、オイルエレメント等は常に純正品を使用することにこだわっており、ユーザーに安心も提供しています。

屋内展示場に併設されるかたちで存在している自社工場にはリフトが3基あり、腕のいいメカニックが的確な整備を実施してくれます。ひとつのショップと長く付き合いたいBMWフリークは、ボッシュオートショップであり、またミシュランをはじめとする大手タイヤメーカーの正規販売店にもなっているオート・スクエアー・エノモトを頼ってみてはいかがでしょうか。

□プライス&店舗インフォメーション

■BMW 740i M-Sport クラブ・セレクション

税込車両本体価格:ASK

年式:2001年

走行距離:107,000km

車検:2020年10月

修復歴なし

特記事項:5AT、左ハンドル、ガラスサンルーフ、純正18インチアルミホイール、BMW DVDナビ、ETC、限定車専用電動レザーシート、前後シートヒーター付き、電動リアブラインド、サイドブラインド

■販売店舗

オート・スクエアー・エノモト

住所:〒343-0026 埼玉県越谷市北越谷2-18-4

TEL:048-974-8910

FAX:048-974-8917

営業時間:10:00~17:00

整備最終受付時間:15:00

定休日:水曜日/木曜日/祝日(※定休日は転送電話にて対応)

HP:http://www.ase-site.com/

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

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