メルセデス・ベンツの最高級ロードスター
SLが11年ぶりにフルモデルチェンジ
1952年に発表された名車300SLからその歴史がスタートし、メルセデス・ベンツの高級スポーツカーとして君臨してきたSL。その6代目にあたるモデルが3月18日にリリースされた。
新型は動力性能・快適性・環境適合性を見事に両立
新型SLは、新開発フルアルミニウムボディシェルなどの採用で大幅な軽量化を実現、新世代直噴エンジンやECOスタートストップ機能を備えた最新型トランスミッションを搭載して動力性能と快適性を向上させながら環境適合性も高めたことが最大のトピックとなる。ちなみにSL350の燃費は14.7km/L(メーカー公表値)と発表されているから、大型スポーツカーとしてはトップクラスであることは間違いない。
導入されたのは、3.5L・V6のSL350、4.7L・V8ツインターボのSL550、537psを叩き出す5.5L・V8ツインターボのSL63AMGの3モデル。価格は、1190万円-1980万円。
| 排気量エンジンタイプ | 最高出力 (kW/PS) | 最大トルク(Nm) | 燃費 (km/L) | 0-100km/h (秒) |
SL 350 | 3.5L V型6気筒直噴 | 225/306 (-7/-10) | 370 (+10) | 14.7 (+29%) | 5.9 (-0.3) |
SL 550 | 4.7L (-0.8L) V型8気筒直噴ツインターボ | 320/435 (+35/+48) | 700 (+170) | 11.0 (+22%) | 4.6 (-0.8) |
SL 63 AMG | 5.5L (-0.8L) V型8気筒直噴ツインターボ | 395/537 (+9/+12) | 800 (+170) | 10.1 (+30%) | 4.3 (-0.3) |
AMGパフォーマンスパッケージ装着車 | 同上 | 415/564 (+29/+39) | 900 (+270) | 同上 | 4.2 (-0.4) |
※()内は従来モデル比。数値は全て欧州仕様参考値