2019年07月22日

シトロエン・サクソ カップ

シトロエン・サクソ カップ

堤 浩文さん(岐阜県)

〇1999年式のサクソVTSも愛用中〇

1992年式のランチア・テーマ8.32(12年前から所有)と1999年式のシトロエン・サクソVTSも愛用しているという堤さんは現在41歳。

縁あって、昨年1月に2000年式シトロエン・サクソ カップ(シトロエン・イタリア主催のワンメイクレース用マシンで、新車のまま日本に持ち込まれたクルマ)を増車することができ、車両展示イベントへの参加、ヒルクライムへの参戦、そして、サーキット走行を楽しんでいるとのことだった。

 

 

 

 

2019年04月01日

ランチア・デルタHFインテグラーレ16V エボI マルティニ5

ランチア・デルタHFインテグラーレ16V エボI マルティニ5

末続高弘さん(神奈川県)

〇人生初のイタ車として6年前に購入〇

100系のトヨタ・ランドクルーザーも愛用しているという末続さんは、ランチアが世界ラリー選手権(WRC)での5年連続メイクスチャンピオン獲得を記念して世界限定400台でリリースした「ランチア・デルタHFインテグラーレ16V エボI マルティニ5」を6年前に購入した。

“マルティニ5”という車名からも分かるように、ボディサイドがイタ車ファンにはお馴染みのマルティニ・カラー・ストライプで彩られており、ひときわ精悍な佇まいを誇っている。

「ランチア・デルタが現役で世界ラリー選手権を走っていたとき、ライバルだったトヨタ・セリカを応援していたので、実はデルタのことがあまり好きではなかったのですよ。でも、突然欲しくなってしまい、赤いデルタを買いに行ったら売れちゃってて、奥のほうにこのクルマがあったので迷うことなく買ってしまいました」。

やはり入手しにくいパーツが出てきたそうだが、ランクルではなくデルタを足グルマとして使っているそうなので、これからも末続さんとデルタのコンビがアチラコチラで目撃されることになるだろう。

 

 

 

 

 

 

2019年03月12日

フィアット ウーノ 1400ターボie

 

フィアット ウーノ 1400ターボie

鈴木達一郎さん(東京都)

〇以前は1300ターボieを愛用〇

1991年式のフィアット ウーノ 1400ターボie&ファミリーでサーキット・イベントを楽しんでいた鈴木さん。現在60歳で、愛車のウーノは新車/ワンオーナーという奇跡の一台である。

「このウーノ 1400ターボieを買う前にウーノ 1300ターボieに乗っていたのですが、きょうも一緒に来ている娘がまだ幼児だった頃に熱中症になってしまったことがあって、純正クーラー付きのウーノ 1400ターボieに乗りかえました。ちょうど息子が産まれたときにウーノ 1400ターボieを買ったんですよ」とのことで、家族が増えて、一時期ミニバンに乗っていたことがあったものの、ウーノ 1400ターボieを手放すことはなかったそうだ。

メンテナンスが大変なのでは?と思い、そのあたりのことについて伺ってみたら「パーツはインターネットなどを駆使して自分で用意し、近くのディーラーで直してもらっています」とのことだった。

新車/ワンオーナーのウーノ 1400ターボieが存在していたこと、ファミリー(4人乗車)でサーキット・イベントを楽しんでいたこと、そして、ウーノ 1400ターボieのメンテナンスおよび修理を引き受けてくれるディーラーがあることに驚いた取材であった(写真解説:ウーノ 1400ターボieの左側にいる3人は、右から、息子さん、娘さん、娘さんのご主人だ)。

 

 

 

シボレー カマロ Z28

 

シボレー カマロ Z28

植木さん(東京都)

〇6速MTに換装〇

「ホットロッド仕様にモディファイしたV8のアストロを20年以上愛用していて、私のアメ車ライフはそっちのほうがメインだといえますが、3年ぐらい前に購入し、今年になってから6速MT仕様に変更したこのカマロではジムカーナやミニサーキットでの走行を楽しんでいます」と話してくれた植木さん。

ずっとアメ車を愛用してきたらしく、アストロは外観はノーマルで、機関系/足まわりをイジって思い切り走れるようにしているとのことだった。1991年式の白いシボレー カマロ Z28は人生初のカマロで、撮影日は袖ヶ浦フォレストレースウェイでのスポーツ走行を堪能。アストロと同じように外観がノーマルだったので、まさか6速MT仕様になっているとは思わなかった。ちなみに、エンジンは、いまのところフルノーマルだ。

2019年02月13日

フィアット パンダ CLX

 

フィアット パンダ CLX

佐藤裕大さん(東京都)

パンダのデザインは素晴らしい!

「パンダに乗っていますが、シトロエンも好きなんですよ。去年はヴィザの姿でSIFM(さいたまイタフラミーティング)に参加しました。今年はプジョー 205 ローランギャロスの5ドア仕様にしてきました」と話す佐藤さん。

オモシロイというか興味深いことに、自宅のプリンターでフランス車の“紙製エクステリア”を作っているという。家のクルマが現行カングーとのことで相当なフランス車好きなのだと思ったが、「パンダは乗っていて飽きないですね」と最後までフィアット愛(パンダ愛か?)を熱弁してくれた。

 

 

 

2019年01月26日

クーペ・フィアット 20Vターボ・プラス

クーペ・フィアット 20Vターボ・プラス

SSさん(長野県)

〇人生初の愛車として稀代のレア車を購入〇
 
もはや街中でスレ違うことがなくなったクーペ・フィアットを2017年11月に購入したというSSさん。撮影時(昨年11月時点)の年齢が22歳だったので、21歳で2000年式のイタリア製絶滅危惧車を買ったのだ。
 
なんでまた、よりによって絶滅危惧車を・・・と思ったので、ゲットした理由を伺ってみたら「スタイルがよかったから買った」とのこと。
 
クーペ・フィアットのことが好きすぎて、短期間のうちにガンガン走り過ぎてしまったのが災いしたのか、このところオイル漏れが止まらないそうだ。
 
彼にいろいろ伝えたいことがあったが、若きヤングタイマーオーナーは貴重な人材なので、あまり脅かさないようにしておいた。

2018年12月07日

メルセデス・ベンツ280SL (W113)

メルセデス・ベンツ 280SL(W113)
A氏(東京都世田谷区)

「美しく仕上がったW113だから絵になるよ」と、友人の紹介にて東京・世田谷に在るA氏のガレージを訪問した。果たして快音を響かせながらガレージから出てきたのは、まさに新車と見紛うばかりの美しいメルセデス・ベンツ280SL1971年式だからW113型の最終版だ。それにしても良い雰囲気の『タテ目』である。

A氏がこの280SLを手に入れたのは5年くらい前という。もちろん、このようにレストアした状態の個体が販売されていたわけではなく、大きなコストと長い時間をかけて「新車状態」に生まれ変わったのである。

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2018年10月26日

ジャガーXJ 3.2 エグゼクティブ スポーツ仕様(X308)



ジャガーXJ 3.2  エグゼクティブ スポーツ仕様(X308)

東京都在住 渡邉 元さん

渡邉さんは30年以上にわたり輸入車販売に携わっているベテランの業界人だ。若い頃、ドイツ車ディーラーに勤務していたこともあり、マイカーもドイツ車一辺倒だったそうだが、「近年のモデルは共用パーツが多く、どれに乗っても同じ雰囲気」と感じるようになっていく。「同時にクルマに対する興味も薄れていった」と話す。

そんな渡邉さんをクルマ趣味に引き戻したのが、ジャガーのフラッグシップサルーン、XJだった。縁あってジャガーの販売に携わるようになり、様々な年代のジャガーに乗る機会に恵まれるなか、彼の感性にジャスフィットしたのがX308XJ。そして、現在所有しているのが、写真の2001年式XJ3.2エグゼクティブ スポーツ仕様である。

 

X308までのジャガー製サルーンには、英国の普遍的なクルマ作りにおけるスピリットが息づいていて、その世界観が自分の感性にとても合うのだと思います。他ブランドのLセグメントサルーンとはあきらかに異なる奥の深い重厚さとモダニズム、そして動物的な躍動感があるのです」。

3.2リッターV8エンジンを搭載するこのXJ3.2エグゼクティブ スポーツ仕様を手に入れたのは最近のこと、「スタイリング、室内の雰囲気、走行フィーリング、まさにすべてが気に入っている」と相好を崩す。具体的には? という質問を向けると、スポーツカー作りを源泉とするジャガーならではの低いドライビングポジション、適度にタイトなコクピット、Jゲートのシフトフィーリング、しっとりしなやかでスポーティな乗り心地、タイトコーナーでの操舵感など、間髪おかずに次々とこのクルマの魅力を話してくれる渡邉さん。その深い愛情が微笑ましい。


 

ちなみに、XJ3.2エグゼクティブ スポーツ仕様は、正規輸入されなかった308系最終のスポーツモデルで、足まわりには18インチの扁平タイヤにBBSのアルミホイール、スポーツサスペンションが装着される。さらに、ハイパフォーマンスモデル『XJR』のスポーツ内装をベースに、アイボリー系のセミバケットスポーツシートとチャコールのドア内張上部、ブラックのステアリングホイールとシフトノブが組み合わされる。

現在の走行距離は70,000km。初代オーナーは定期点検と消耗品の交換を欠かさずに行い、しかも室内保管。二代目オーナーとなる渡邉さんも、もちろん大切に乗っている。

「美しいスタイリングのジャガーも、ただ眺めているだけではその良さが分かりません。所有して、走りながら付き合い、不具合が出たら修理し、そして以前よりどのくらい良くなったかを確かめるなかで改めて良さを知っていくのです。その繰り返しがより愛着を持つことにつながっていくのだと思います。私にとって、クルマは人生の良き相棒です」。

 

 

 

 

 

2018年10月01日

アルファロメオ 166 V6 3.0

アルファロメオ 166 V6 3.0

鈴木丈生さん

1969年式のアルファロメオ・ジュリア1300TIを2009年から愛用している鈴木さんは、2001年式のアルファ166 V6 3.0を2017年4月に増車しました。少しカッコをつける必要があるお出かけの際と、たまの通勤に使っているとのことです。赤いアルファ147の所有歴もあるアルファ好きで、現行型フィアット500のベージュ(限定カラー)も所有しています。

166のお気に入りポイントを伺ってみたら「小顔からのシュッとしたウエッジシェイプのスタイルと、十分なパワーを発揮しつつも心地よいアルファV6サウンド。そして、街中でまずすれ違うことのない稀少性と、1300TIも持っているので、ジュリアとアルファ製ベルリーナのツガイとなっていること」だと話してくれました。

また鈴木さんは「誰にでも分かりやすいような、他人に対してアピールするようなステイタス性ではなく、乗っている自分がその魅力を最も理解しているという独自の世界観を楽しめることこそが重要だと思っています。ほくそ笑みながら、さりげなく乗りこなすのがアルファロメオではないでしょうか。品質、利便性、安全性とかエコであるとかの要素は大事なことですが、他車との競争だけにとらわれない唯我独尊で孤高な立ち位置こそがアルファロメオの真骨頂だと思っています。これからもクルマ好きの心を掴み、やっぱりアルファは一味違うよな、と思わせてくれるようなクルマを造り続けてほしいです」とも語ってくれたので、取材は大いに盛り上がりました(筆者・高桑もアルファロメオ・オーナーなので)。