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名車もいいけど迷車もね!

 
名車もいいけど迷車もね!
 
迷車を育てると名車になる!?/第1回
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで1980年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえるでしょう。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事を作成しています。
 
フィアット・セイチェントとは?
 
フィアットお得意の“走って楽しい小型大衆車”であるセイチェントは、1991~1998年まで生産された「フィアット・チンクエチェント」の後継モデルとして1998年にデビューしました。プラットフォームをはじめとする数多くのパーツがチンクエチェントから継承されたものだったので、セイチェントはチンクエチェントのモデルチェンジ版であったともいえます。
 
ご存知の方が多いと思いますが、チンクエチェントはイタリア語で500のことを意味し、同様にセイチェントは600のことなのですが、両方とも数字を車名として採用することはなく、それぞれ、チンクエチェント(Cinquecento)、セイチェント(Seicento)というのが正式名称でした。1998~2010年まで生産されたセイチェントの総生産台数は多く、驚くべきことに132万8839台だったといわれています。かなりの生産台数だといえますが、日本に現存しているのはわずか数台だといえるでしょう。そのため、欧州では大変メジャーなクルマですが、我が国では熱心なイタリア車フリークしかその存在を知らないこともあり「迷車」という扱いにさせていただきました。
 
見るからにコンパクトなボディは、全長3337mm、全幅1508mm、全高1420mmというサイズです。搭載されているエンジンは、4気筒/1108ccです(欧州市場では900ccもラインナップ。いずれにしても600㏄ではないわけです)。参考までに記しておくと、現行型スズキ・アルトのボディサイズが全長3395mm、全幅1475mm、全高1500mmなので、軽自動車ぐらいのボディにフィアット伝統の元気なファイア系エンジンを搭載しているのですから、活発な走りを楽しめるわけです。  
 
 
今回取材したイエローのセイチェントは、ベーシックグレードではなく、スポーティ版の「スポルティング・アバルト」です。ということで、ボディの各所にアバルトの証しであるサソリのエンブレムがたくさん付いているだけでなく、走りの質も高められており、その気になればサーキットでのスポーツ走行まで楽しめる実力を有しています。
 
この表現は大袈裟なものではなく、筆者が試乗させてもらって感じたことなのですが、フィアットを運転したことがある方は、直進安定性が高く、ステアリングの手応え&ブレーキのタッチもよく、さらにサスペンションがちゃんと動いてくれるので懐の深い走行フィーリングを楽しめる……という、あの独自の走行感覚を頭の中で思い出してみてください(乗ったことがない方は頭の中でイメージしてみてください)。
 
セイチェント・スポルティング・アバルトは、それらすべてのレベルが高く、持ち前のコンパクトさを活かして街中をちょこちょこ走るのは朝飯前。クルマとしての基本性能が高いので長距離走行も大得意で、シチュエーションを問うことなく軽快に走れるので、既述したようにサーキットでのスポーツ走行まで楽しめてしまうわけです。
 
ちなみに、イタリアではセイチェントのCMに当時スクーデリア・フェラーリに在籍していたミハエル・シューマッハが起用され、フィアットのショールームにF1マシンで乗りつけたが、セイチェントに見とれているうちにF1マシンをレッカー移動されてしまうというストーリーになっていました。セイチェント・スポルティング・アバルトをベースとして、そのものスバリの「ミハエル・シューマッハ仕様」もラインナップされていたので、そのようなエピソードからもセイチェントの素性のよさを窺い知れるといえるでしょう。
 
 
本稿のテーマは「迷車を育てると名車になる!?」ということなので、そのあたりについても言及しておきますと、取材車はビルシュタインのサスペンションやアンサのマフラーが装着されていたので、すでに少しだけ育てられていました。そのため、走りの質がよかったわけですが、足とマフラーを変えるだけでも十分痛快なフィーリングを手に入れていたので、オーナーになった方がさらに育てたら、迷車が名車になることは間違いないでしょう。
 
セイチェントのベーシックグレードのインテリアは、欧州最廉価レベルの「大衆車としての味わい」を楽しめるとてもシンプルなものですが、取材車はセイチェント・スポルティング・アバルトと呼ぶに相応しい内容(アピアランス)になっており、このままでもかなりワクワクドキドキできるといえます。もちろん、センスよく育てることも可能なので、我こそは!と思った方は稀代の迷車をゲットし、養育にチャンレジしてみてください。
 
ピッコロカーズでは、Unisex Cars Market Japanという事業ドメインのもとで小型車のセレクトショップとレンタカー事業等を展開しており、デモカーや販売車(今回紹介したフィアット・セイチェント・スポルティング・アバルトも含む)もレンタル可能なので、買う前に借りてみるといいかもしれません。
 
 
プライス&店舗インフォメーション
 
■フィアット・セイチェント・スポルティング・アバルト
 
税込車両本体価格:65万円
年式:2003年
走行距離:93,000km 
車検整備付
修復歴なし
 
■販売店舗
 
Piccolo Cars(ピッコロカーズ)
 
住所:〒134-0013 東京都江戸川区江戸川5-40-13 SThome-A3
TEL:03-6808-1433
FAX:03-6808-1444
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日・第2日曜日 
HP:https://www.ucmj.jp/ 
Email:info@ucmj.jp
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 

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2019年02月27日 13:19に投稿されたエントリーのページです。

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