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名車もいいけど迷車もね!/第6回

 

名車もいいけど迷車もね!

迷車を育てると名車になる!?/第6回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

 

ローバーミニとは?

 1959年に英国で誕生した「ミニ」は、小型車のマイルストーンとなった歴史的な名車です。今年、生誕60周年を迎えました。その長きヒストリー(高性能版のクーパー/クーパーSは除く)を辿ると、1959年~1967年までのMk-1時代(オースチン・セブン/モーリス・ミニ・マイナー)、1967年~1969年までのMk-2時代、1969年~1977年までのMk-3時代を経て、車名から「Mk(マーク)」というシリーズ名が無くなった後も基本設計の大幅な変更が行われずに生産され続けたことが分かります。日本において、日英自動車/オースチン・ローバー・ジャパンがミニの正規ディーラーとなったのは'80年代初頭のことで、オースチン・ローバー・ジャパンという社名がローバー・ジャパンへと変更された'80年代末、ローバーがドイツのBMWに買収された'90年代中盤も生き延びて、2000年に生産終了となりました。正規輸入元の社名がローバー・ジャパンとなった1989年以降、ミニは「ローバーミニ」と呼ばれるようになり、その人気がさらに高まりました。

ミニの高性能版であるミニ・クーパーのヒストリーは、1961年~1967年までのMk-1時代、1967年~1969年までのMk-2時代となります。そして、1990年に「ローバー・ミニクーパー1.3」として復活。ミニ/ミニクーパーは、1992年に燃料供給装置がキャブレターからインジェクションに変更され、1997年モデルから安全対策として運転席にエアバッグが標準装備されるようになりました。

1963年に登場した高性能版のクーパーSは、1071ccエンジンと、より大径のディスクブレーキなどを特徴とし、1964年8月のモデルチェンジまでに計4030台が生産、販売されました。当初A型エンジンの排気量は1071ccまでの拡大が限界と思われていましたが、ダウントンの創設者であるダニエル・リッチモンドが1275ccまで拡大する手法を考案し、量産型1275クーパーSの生産計画がスタートしました。量産に際し、サーキットレースのクラス分けに合致した970cc版と1275cc版の2モデルが用意され、970ccモデルはあまり売れず、わずか963台が生産されただけで1965年に生産終了となりました。1275ccのクーパーSは累計4万台以上が生産され、Mk-3時代となる1971年に生産終了となりました。ちなみに、Mk-3時代のクーパーSは短命だったので、1570台しか造られていないといわれています。

ミニのスポーツモデルであるクーパーSは、圧倒的な動力性能をアドバンテージ・ポイントとし、フォード・ファルコンやボルボPV544、そして、シトロエンDSといったライバルたちと熾烈なバトルを繰り広げながら、1964年、65年、67年のモンテカルロ・ラリーで優勝しました。そのため、ローバーミニ時代にもモンテカルロ・ラリーを想起させる仕様がもてはやされ、今回ピックアップした1967年モンテカルロ・ラリー優勝車をイメージしたクルマが数多く誕生しました。

モンテカルロ・ラリー優勝車をイメージしたローバーミニ=迷車というわけではありませんが、ヒストリックカーは、ややもすればノーマルのほうが価値が上がる(名車として語られる際の題材となる)傾向があるため、今回「迷車を育てると名車になる!?」というテーマの回で取り上げることにしました。

現車は細部に至るまでキレイに造り込まれており、黄色いゼッケン177番こそ表現されていませんが、赤いボディにホワイト・ルーフ、補助ランプにルーフキャリアといったディテールが見事に再現されています。

ミニのパーツは驚くほどたくさんあるので、日々のメンテナンスはもちろん、大修理が必要となるトラブルやレストアに関しては何も心配しなくて大丈夫です。もちろん、お好みでさらにモディファイすることも可能なので、理想とする一台を手に入れてみてください。輸入車ビギナーが初めて買う趣味車としてゲットしてもよし、自動車趣味の大ベテランがアガリのクルマとしてチョイスしてもよし、なので、この機会に一生モノとなるミニを購入してみてはいかがでしょうか。

□プライス&店舗インフォメーション

■ローバーミニ 1.3i クーパー モンテカルロ・ラリー仕様

税込車両本体価格:198万円

年式:1997年

走行距離:12万2000km

ミッション:4速MT

車検:2021年3月

特記事項:D車、クーラー、ブラックレザーシート、ETC、CD、ナビ、3点ロールバー、ポップアップガラス、10インチAW、ハイローキット、ステンレスマフラー、社外品多数、修復歴なし、内外装美車、機関良好

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30~19:00/(日曜・祝祭日)9:30~18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 

 

 

 

 

 

 

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2019年11月26日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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