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2020年07月16日

目的別ヤングタイマーの選び方/第3回/日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)編

目的別ヤングタイマーの選び方/第3回

日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)編

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はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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ジャガー XJS4.0 コンバーチブルとは?

“美しいモノは売れる”というポリシーのもとで幾多のサイドカーを生み出し、やがて自動車メーカーへと発展した「ジャガー」は、今日でも優美な外観と木と革が織り成す独特の内装を有したサルーンやスポーツカーを熱心なファンにデリバリーし続けています。

XJ-SはEタイプの後継モデルとして、1975年9月にデビューしました。V型12気筒エンジン搭載モデルとして登場し、ベースとなったのはXJシリーズのサルーンです。Eタイプが純然たるスポーツカーであったのに対し、XJ-Sはメルセデス・ベンツ450SLC等と同じカテゴリーに属する、いわゆるパーソナルな高級4座グランドツアラーでした。

グランドツアラーですが、ジャガー・スポーツの一員なので、クーペはサーキットにおいても活躍。1983年にタルガ式トップと折りたたみ式のリアウィンドウを持つカブリオレが追加設定され、1988年にそれに代わるモデルとして、フルオープンになるコンバーチブルがラインナップされました。車名は、1991年に実施されたマイナーチェンジ時に「XJS」となり、それと同時にボディパネルの生産効率が向上しました。

正直に告白すると、筆者はクーペ好きなので、取材前の期待値はそれほど高くありませんでした。そう、大好きなXJ-S/XJSクーペではなく、高年式のXJSコンバーチブルだったからです。

そして、筆者の勝手なイメージでは、XJSコンバーチブルは美しいプロポーションと優雅なオープンエアモータリングを楽しむためのクルマだと解釈していたのですが、実際に乗ってみて、そうではないことに気づきました。十分スポーティで、ドライブするのが楽しいクルマだったのです。「軽快だな」とまで思いましたが、それは4リッターエンジンがパワフルだからで、オートモービルアシスト・ブレスに帰ってから聞いてみたら、X300型XJに積まれたのと同じパワーユニットを搭載しているとのことでした。

トム・ウォーキンショー・レーシングがETCで走らせていたXJ-Sやボブ・テュリウス率いるグループ44がトランザム・チャンピオンシップにてドライバーズ/マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したXJ-Sクーペのカッコよさには以前から気づいていました。

XJ-Sクーペは、Eタイプのデザインを手がけたマルコム・セイヤーが考えた原案を基礎とした空力ボディを持っているので、とにかくスタイリッシュなのです。

しかし、今回の取材でライトブルーメタリックのコンバーチブルもカッコよく、動力性能的にも十分であることが分かったので、クーペのみならず、ジャガー XJS4.0 コンバーチブルも欲しくなってしまいました。

良質車を探しやすく、なおかつ販売価格がリーズナブルなうちにゲットしておくのが得策でしょう。

□プライス&店舗インフォメーション

■ジャガー XJS4.0 コンバーチブル

税込車両本体価格:298万円

年式:1994年

走行距離:60,800マイル

ミッション:4速AT

車検:令和3年6月

内外装美車/機関良好

特記事項:新並、左ハンドル、フル装備、Wエアバッグ、ベージュ革シート、パワーシート、シートヒーター、CDチェンジャー、アルミホイール、ETC、取説/記録簿

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30~19:00/(日曜・祝祭日)9:30~18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 

 

 
 

2020年07月26日

目的別ヤングタイマーの選び方/第4回/日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)

目的別ヤングタイマーの選び方/第4回

日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)編

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はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15~30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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アストンマーティン DB9 クーペとは?

DB9 クーペは、英国のラグジュアリー・スポーツカーメーカーであるアストンマーティンが2004年から2016年まで販売した2ドア(2+2)クーペです。DB7の後継車として、2003年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで発表されました。

アストンマーティンのクルマは当特集に初登場なので、そのヒストリーを記しておくと、1913年にライオネル・マーティンとロバート・バムフォードがロンドンで小さなワークショップで立ち上げました。これがアストンマーティンとなり、以来、世界中に熱心なファンを獲得する高級ブランドへと成長しました。

ブランド名(社名)は、イングランドのバッキンガムシャー州で行われたモータリング・イベントにちなんで名づけられました。ライオネル・マーティンが最新マシンをアストン・クリントンで行われたヒルクライムレースに持ち込み、そこで輝かしい勝利を収めたことにより、アストンマーティンとなったわけです。

アストンマーティンは、創業まもない頃から常にレースが自動車の進化を促進すると信じてきました。歴史的なデビューを飾った1922年のフレンチ・グランプリ、1959年のDBR1によるル・マン24時間耐久レースでの優勝、さらにDB4GTがモンザで収めた素晴らしい成功に至るまで、アストンマーティンの名車は熾烈なレース・シーンで輝かしい戦績を遺してきたことは有名なエピソードです。

そして、1947年から1972年までアストンマーティンを率いた英国の実業家、デイビッド・ブラウンの活躍も忘れることができないエピソードです。デイビッド・ブラウンのもとでアストンマーティンは大きく飛躍し、彼が陣頭指揮をとった時期にアイコン的な名車が次々リリースされ、アストンマーティンの輝かしい歴史の中において最も著しく発展した期間となりました。

いまでは名高い「DB」のネームプレートを持つ最初のアストンマーティンは、1947年に発表されたDB2です。この伝説的なモデルは、1951年のル・マンでクラス2位と3位という快挙を成し遂げました。レーストラックでの高性能を、ラグジュアリーな快適性とエレガントなデザイン、そして、丹精なクラフトマンシップとブレンドするアストンマーティンならではの製作プロセスを確立することで、ニューモデルが発表されるごとにアストンマーティンの名声は高まっていきました。

具体的な車名を列記すると、レース直系のDB3とDB3Sが発表され、それに続いて洗練されたDB4とその高性能版のDB4GT、さらにはザガートとの歴史的なコラボレーションにより、DB4GTザガートが創出されました。

今回ピックアップしたDB9も、その車名から分かるようにアストンマーティン伝統の「DB」シリーズの一員です。ボディタイプはハードトップ仕様のクーペとソフトトップ仕様のヴォランテという2本立てで、1795.5万円から2005.5万円までのプライスタグが付けられました(日本では2004年5月から発売)。

なお、詳しいスペックを記すと、ボディサイズは全長×全幅×全高=4697×1875×1318mm、ホイールベースは2740mm。VHプラットフォーム(Vertical/Horizontal=水平垂直)と呼ばれる新しいアルミフレームをアストンマーティンの量産モデルで初採用。オールアルミ製のボディに排気量5935ccのV型12気筒DOHC48バルブエンジン(450ps/6000rpm、58.1kgm/5000rpm)がフロントミドシップで搭載されています。0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は300km/hを誇るスーパースポーツカーです。

サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン。ブレーキはブレンボ製4ポッドモノブロックキャリパーに、フロントが355mm、リアは330mm径のベンチレーテッドディスクが装着されています。ABS、EBD、トラクションコントロール、緊急ブレーキアシスト、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)などの電子デバイスも備わっています。

トランスミッションはリアに搭載され、カーボンファイバー製のドライブシャフトでエンジンと結合されています。これによって前後50:50という、理想的な重量配分を実現しています。

2015年に映画ジェームズ・ボンドシリーズの最新作『スペクター』の公開を記念し、特別仕様のDB9 GTボンド・エディションが設定され、世界限定150台で発売されたこともあるなど、DB9は付加価値が高いクルマです。ステアリングホイールを握り、走り出すたびに、その不朽のエレガンス、洗練された乗り味、そして、圧倒的なエンジンパワーに心を躍らせてください。

□プライス&店舗インフォメーション

■アストンマーティン DB9 クーペ

 税込車両本体価格:598万円

 年式:2007年(平成19年)

 国内初登録:2007(平成19年)6月

 車検:無し

 走行距離:20,800km

 修復歴:無し

 特記事項:ディーラー車、赤レザーシート、ナビ、バックカメラ、オートクルーズ

 ■販売店舗

 Garage ENZO 本店

 住所:〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3041-3

 TEL:029-878-0911

 営業時間:10:00~20:00(平日)/11:00~18:00(祝祭日)

 HP:http://www.enzo.co.jp

 文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

 

 

 

 

 

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