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飯舘村に行ってみた。

 

仕事がひと段落したタイミングを利用して、福島県飯舘村に行ってきました。

今さら説明するまでもなく、飯舘村は3月11日に重大なる事故を起こした福島第一原発から飛んできた放射性物質によって土地が汚染され、ここに住んでいた方々は村の外に避難してしまいました。しかし、完全なる立ち入り禁止区域ではないので無人になったわけではなく、検問もないので、自由に出入りすることが可能なのです。

そういったこともあり、私のような門外漢でも普通に行くことができるので、その惨状を自分の目で確かめ、記憶しておくために今回実際に行ってきたわけですが、ほとんどの村人が避難してしまっていることと、夜に到着したので、飯舘村全体が漆黒の闇に包まれておりました。その暗さたるや、かつて経験したことがないほどで、正直言って怖かったです。

村役場まで2キロぐらいの場所でクルマから降りて少しだけ歩いてみましたが、見た目には何も変わらないので、ここが高濃度の放射能で汚染されているという実感はゼロでした。

飯舘村からの帰りにナビが示す道とは異なり、自分なりに近道だと思った方向へ進んでみたら、俯瞰で2.5キロ表示にしていたナビの画面に『浪江町』、『双葉町』といったニュースで見覚えがある町名がどんどん出てきたのですぐさまUターンし、ナビが指示するとおりに走って、結果的に福島第一原発から遠ざかるルートで東京まで戻りました。その際に分かったことですが、原発に近づけば近づくほど暗かったです。

浪江町、双葉町方面に向かっているとき、クルマのヘッドライトに照らされた無人の道路にコンビニの袋が散乱している場所がいくつかありましたが、もしかしたらペットして飼われていたイヌやネコが食べ物を探して散らかしたのかもしれません。

百聞は一見に如かず、なので、皆さんも機会があったら行ってみてください。住む人がいなくなった地域の暗さと怖さは半端なものではありませんから・・・。