一番、インパクトがあったのがこの車!
「1991年 AMG 560SEC 6.0 WIDE VERSION」
聞くところによると、当時の560にはSOHCのV8エンジンを搭載していて、そのエンジンルーム内に「AMG製 M117型」というDOHC・375psのV8エンジンを無理無理収めたそうです。
そのためにシャーシ部分をハンマーで叩いて広げエンジンを載せたとか。
オーバーフェンダーも今時によくある樹脂製ではなく、オリジナルのフェンダーをもい1枚被せパテ整形などせず、職人さんが溶接と「手」による仕上げを行ったなどなど、とても手の込んだ究極の1台だそうです。
当時のカタログによると、レカロ スポーツシート CSEタイプ(前2席) レザー仕様:¥1,400,000
ボディー廻り同色ペイント(モール・クローム・ブラスティック・ホイール・バンパー):¥700,000
ワイド・バージョン:¥2,800,000!!
今では考えられないようなスペシャル・モデルだったのですね。
この車を新車で買われた方はすごい!と素直に思います。
現在のAMG車両にはスペックなど、とても敵わないのですが、子供の頃のスーパーカー・ブームの時に雑誌誌面上でしか見た事がない希少車を自身の目で見、触り、運転し・・・この業界(この会社)に居なかったら経験出来ない貴重な体験をしました。
<佐藤>