ポルシェのエンブレムのことを、『ポルシェクレスト』といいます。
クレストとは紋章を指し、ポルシェの紋章にはいろいろな意味が含まれています。
まず、外側の”PORSCHE”の文字が刻印された楯状のマークは、
ポルシェAG社が本拠を置く、ドイツのヴュルテンブルク州の紋章です。
赤い帯は知性を、黒い帯はシュバルツバルト(黒い森)を、
その横には”黒い森”の住人である鹿の角をモチーフにしています。
また内側は、ヴュルテンブルクの州都であり、ポルシェ本社所在地であるシュツットガルト市の紋章です。
馬のマークは、その昔のヴュルテンブルクの領主がその地に厩舎をおいたのが由来で、
その名も、”シュツット(牝馬)”ガルト(庭=ガーデン)”と命名されました。
なんとベタな名前なんでしょう。。。。。
ちなみに、この馬のマークを付けたシュツットガルト出身のドイツ人パイロット駆る戦闘機を、
マラネロ出身のイタリア人パイロットが撃墜し、そのドイツ人に敬意を表して自分の戦闘機に、
跳ね馬(伊語:キャバリーノランパンテ)を描いたところから、
フェラーリ社がこのマークを採用したことは有名な話ですね。。。。。
と、まあ自動車メーカー(特に輸入車)のエンブレムにはいろいろな意味が込められていて、
歴史を紐解く楽しさもありますので、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょう。<よ>