クルマ好きの僕らが、なぜ認定中古車にこだわるのか?
理由は至極カンタンデス。
それは、多くの人に色々な意味でクルマで失敗して欲しくないから。
今から遡ること20年ほど前、まだバブル景気の名残があった頃のお話です。
当時仕事でお付き合いのあった方から「今度クルマを買い替えようと思うんだけどBMWに乗ってみたい。」と相談されたことがありました。当然中古車です。
まだ正規ディーラーやインポーターでも、中古車について今ほど制度も含め整備されていなかった時代です。
結局その友人は、別の人から紹介されたお店(街の中古車屋さん)で中古の5シリーズを購入しました。
そのクルマは、イワユル中古並行で、それも格安のヨーロッパ並行モノでした。
オドメーターの数字こそ4万kmほどでしたが、どう見ても10万km近い距離を走っているようなコンディションでした。(結局そのクルマ、トランクなどから大量の砂が出てくるなど、本当に程度の悪いドバイから来た車だったのですが)
それほどクルマに詳しくないその友人は、その格安車を喜んで購入しました。
知り合いが紹介してくれたお店だったこともあり安心もあったのでしょう。
その後、そのクルマは壊れまくり、最後はAT載せ替えまでしました。お金のない友人は中古部品で安く仕上げてもらうように頼んだようでした。
仕上がった車に乗せられていたATは、別年式の別の車種のもので、動きはしたけどアヤシイ仕上がりでした。
その後も壊れまくり、その友人はすっかりクルマに興味もなくなってしまい国産のファミリーカーを購入することとなります。