ディーラーサービスの心地よさ。
このジャガールクルトは購入してから使いっぱなしで、一切オーバーホールに出していませんでした。
車でいえば乗りっぱなしでした。
先日、自宅玄関にて装着状態からクラスップの元がベルトから外れるアクシデントがあり、めでたく落下。直後は動いており、風防ガラスも無事だったようなのでその事件は忘れてしまいました。しかし後日、装着しようといつものよう竜頭を巻くと、何か勝手が違いました。変だなと思いつつも時刻を合わせて外出をすると我が腕に巻かれていたのは壊れて動かない時計でした。軽くたたいてみると少しだけ動いたりして痛い痛いといわれているようですぐに、お世話になっている銀座の老舗「M&R」へ入院させました。
こちらはMOSERやリシャールミルなど超高級時計の販売では特に有名で、皆さんよくご存知ですよね。
さて、後日連絡をいただきお迎えに行った時です。
普通は「落下したのですからどこが壊れて修理して、一度もオーバーホールの形跡がなかったので・・・、」と目の玉が飛び出る請求書を覚悟していました。しかし、まっ先に見せられたのは上の写真のように裏まできれいに磨かれピカピカになった我がレベルソ君です。もうそうなると久しぶりにお迎えにきた弱みです。どうにでもなれという気持でした。
するとクルリと文字盤を見せられて、交換を必要とする部品はございませんでしたの一言とともに、基本料金にて完了とのことでした。これはディーラーだからこそ成せる技だと推測します。本来ならば見えないのですから消耗部品やら磨きやらオプション多数の請求書を貰いかねません。
しかし、時計こそ永い付き合いの商品ですから無茶なことはせずにきっちりとしたサービスでまた戻ってくるんですよと、送り出してくれます。老舗で正規ディーラーの所以です。
自動車も、同じこと。ディーラーへのサービス入庫こそメーカーからの情報に基づいた的確なメインテナンスが施されます。まして電子機器満載の最近の車はマップの書き換えなどは普通に行われ、ユーザーには見えません。しかし確実にブラッシュアップされ、バージョンアップの車になるのです。
皆さん、時計も車もディーラーにて診てもらいましょうね。<ディーラーサービス>