今週の大穴グルマは、スポーツカーやSUVのセールスが記録的な落ち込みをみせているなか、逆にブームが再燃しているステーションワゴンの特集をお届けしよう。消費者がモノの価値を厳しい目で判断するようになったいま、便利で長く使える「欧州製ステーションワゴン」の価値が見直されている。たしかに、まじめに作られたステーションワゴンは日常生活のあらゆるシーンで大活躍してくれるし、好感度が高いから自粛ムードが漂ういまの時代に合っているのかもしれない。もちろん認定中古車も活発に動いているので、ぜひチェックしていただきたい。
■グッドプライス賞:年式・走行距離・コンディション・オプション装備・ボディカラーなどのバランスを総合的に考察して、特に「買い得!」と評価した物件。「今週の総合力NO.1」と考えていい。
■イマがチャンス賞:最近になり相場が特に下がっているモデルのなかから注目物件を選考。世界屈指のスペシャリティカーが多いのがチェック・ポイント。
■エンスー賞:デビューから間もない、または逆に先代・先々代モデル、さらに新車の登録台数が極端に少ないモデルなど、希少性の高い物件を紹介。古めのモデルは信頼と安心の認定中古車の価値が際立つことは言うまでもないけれど、最近は走行距離が少なくデビューから間もない個体も一般の中古車店には流通しない傾向にあるので要チェック。
グッドプライス賞
CITROEN C5ブレーク2.0
CITROEN C5ブレーク2.0
¥1,980,000
メジャーな存在ではないけれど、乗ってみるとすごくいい感じ!
■モデルの概要
シトロエンと言えば、メインテナンスに手間のかかるマニアックなクルマというイメージを抱く方が少なくないだろう。でも、それは20年以上も前の話。最近は乗ってみるとすごくいい感じのモデルをリリースしているし、そして何より壊れない。その代表格が2001年に上陸を果たした先代C5のワゴン版となるブレークだ。何と言っても街中から高速道路まで快適なフラットライドを提供してくれるハイドラクティブの足がトピック。この世界屈指のサスペンションを味わうだけでも購入する価値はある。2008年の秋に新型のC5ツアラーにバトンを渡している。
シトロエンと言えば、メインテナンスに手間のかかるマニアックなクルマというイメージを抱く方が少なくないだろう。でも、それは20年以上も前の話。最近は乗ってみるとすごくいい感じのモデルをリリースしているし、そして何より壊れない。その代表格が2001年に上陸を果たした先代C5のワゴン版となるブレークだ。何と言っても街中から高速道路まで快適なフラットライドを提供してくれるハイドラクティブの足がトピック。この世界屈指のサスペンションを味わうだけでも購入する価値はある。2008年の秋に新型のC5ツアラーにバトンを渡している。
■市況情報
2001年に登場したC5ブレークだが、認定中古車は2004年に実施されたマイナーチェンジ以降の後期型が主流。2リッター直4モデルが圧倒的に多く、200万円の予算で充分ロックオン可能となる。3リッターV6モデルは稀少と呼べるほど少なくなるので、狙うなら2リッターモデルが現実的だろう。取り上げた物件はレザーシートが装着されていて(シートヒーター/パワーシート付き)198万円! 基本性能のしっかりした長く乗れるステーションワゴンだから非常に買い得だ。
2001年に登場したC5ブレークだが、認定中古車は2004年に実施されたマイナーチェンジ以降の後期型が主流。2リッター直4モデルが圧倒的に多く、200万円の予算で充分ロックオン可能となる。3リッターV6モデルは稀少と呼べるほど少なくなるので、狙うなら2リッターモデルが現実的だろう。取り上げた物件はレザーシートが装着されていて(シートヒーター/パワーシート付き)198万円! 基本性能のしっかりした長く乗れるステーションワゴンだから非常に買い得だ。
■こんな人におススメ
アウトドアを趣味に持つ人はもちろんのこと、育ち盛りの子供がいる方のファミリーカーとしてもガンガン使える。ご覧のようにエクステリアは非常にスタイリッシュだが、浮ついたイメージはないからご近所の目も気にならない。これぞフランス車の持つ特権!
アウトドアを趣味に持つ人はもちろんのこと、育ち盛りの子供がいる方のファミリーカーとしてもガンガン使える。ご覧のようにエクステリアは非常にスタイリッシュだが、浮ついたイメージはないからご近所の目も気にならない。これぞフランス車の持つ特権!
■SPECIFICATION(2006 C5ブレーク2.0)
●全長×全幅×全高 4840×1780×1570mm ●車重 1480kg ●エンジン 2リッター直4DOHC ●最高出力/最大トルク 143ps/20.8mkg ●トランスミッション 4段AT
シトロエン宮前
044-872-5590
044-872-5590
イマがチャンス賞
MERCEDES-BENZ E320CDI
MERCEDES-BENZ E320CDI
ステーションワゴン・アバンギャルド
¥5,980,000
ワゴンはディーゼルという時代が来る!?
■モデルの概要
日本市場においてディーゼル乗用車の復権を図るべく2006年に正規輸入が開始されたメルセデス・ベンツE320CDI。ステーションワゴンもセダンと同時に導入された。CDIとは、「コモンレール・ダイレクト・インジェクション」という欧州ではすでにスタンダードとなっているディーゼルユニットのシステムを意味している。搭載される3リッターV6ディーゼルターボは211ps/55.1mkgを発揮。とにかく低回転からの力強いトルクと高い静粛性には驚かされるはずだ。E320CDIに乗れば、おそい・うるさい、というディーゼル車の既成概念が間違っていることに気づくだろう。ちなみに、今年の春にセダンは新型へとスイッチしているが、ステーションワゴンは211型のまま販売が続けられている。
日本市場においてディーゼル乗用車の復権を図るべく2006年に正規輸入が開始されたメルセデス・ベンツE320CDI。ステーションワゴンもセダンと同時に導入された。CDIとは、「コモンレール・ダイレクト・インジェクション」という欧州ではすでにスタンダードとなっているディーゼルユニットのシステムを意味している。搭載される3リッターV6ディーゼルターボは211ps/55.1mkgを発揮。とにかく低回転からの力強いトルクと高い静粛性には驚かされるはずだ。E320CDIに乗れば、おそい・うるさい、というディーゼル車の既成概念が間違っていることに気づくだろう。ちなみに、今年の春にセダンは新型へとスイッチしているが、ステーションワゴンは211型のまま販売が続けられている。
■市況情報
1年ほど前まではプレミア相場と呼べるほどの高値が続いていたものの、最近では流通量も増加傾向にあり認定中古車の価格もずいぶん落ち着いてきた。500万円台前半-600万円前後が目安になる。新車価格の約900万円を考えると、この物件が付ける598万円のプライスタグも魅力的だ。まさにイマがチャンス!
1年ほど前まではプレミア相場と呼べるほどの高値が続いていたものの、最近では流通量も増加傾向にあり認定中古車の価格もずいぶん落ち着いてきた。500万円台前半-600万円前後が目安になる。新車価格の約900万円を考えると、この物件が付ける598万円のプライスタグも魅力的だ。まさにイマがチャンス!
■こんな人におススメ
とにかく燃料は“軽油”。輸入車では一般的になっている“ハイオク”より圧倒的に安い! しかも燃費の面でも優れているから非常に経済的だ。通勤や仕事の足で毎日のようにクルマを使う方、また長距離走行の多い人には自信を持っておススメできる。実用性の高いワゴンボディ+ディーゼルエンジンは理想的な組み合わせと言えるだろう。
とにかく燃料は“軽油”。輸入車では一般的になっている“ハイオク”より圧倒的に安い! しかも燃費の面でも優れているから非常に経済的だ。通勤や仕事の足で毎日のようにクルマを使う方、また長距離走行の多い人には自信を持っておススメできる。実用性の高いワゴンボディ+ディーゼルエンジンは理想的な組み合わせと言えるだろう。
■SPECIFICATION(2008 E320CDI ステーションワゴンAVG)
●全長×全幅×全高 4885×1820×1500mm ●車重 1920kg ●エンジン 3リッターV6DOHC ディーゼルターボ ●最高出力/最大トルク 211ps/55.1mkg ●トランスミッション 7段AT
メルセデス・ベンツ品川サーティファイドカーセンター
03-5479-1700
03-5479-1700
エンスー賞
MINI クーパー・クラブマン
MINI クーパー・クラブマン
¥2,670,000
稀少な“大人仕様”のミニ
■モデルの概要
現行型ミニのホイールベースを8cm・全長を24cm長くしたステーションワゴン・ボディを持つミニ・クラブマンは2007年にリリースされた。注目すべきはホイールベースの延長分が荷室ではなくすべてリアシートのレッグスペースに当てられていること。リアドアが観音開きとなるのも特徴。また、後席のドアは右側のみ進行方向とは逆に開く“RX-8式”が採用されている。用意されるのは、自然吸気1.6リッター直4のクーパーとそのユニットにツインスクロールターボを装着したクーパーS。エクステリアと同様に、乗り心地もハッチバックモデルより落ち着いたフィーリングになっている。
現行型ミニのホイールベースを8cm・全長を24cm長くしたステーションワゴン・ボディを持つミニ・クラブマンは2007年にリリースされた。注目すべきはホイールベースの延長分が荷室ではなくすべてリアシートのレッグスペースに当てられていること。リアドアが観音開きとなるのも特徴。また、後席のドアは右側のみ進行方向とは逆に開く“RX-8式”が採用されている。用意されるのは、自然吸気1.6リッター直4のクーパーとそのユニットにツインスクロールターボを装着したクーパーS。エクステリアと同様に、乗り心地もハッチバックモデルより落ち着いたフィーリングになっている。
■市況情報
登場からまだ2年あまりしか経っていないうえに、流通量が少ない人気モデルということもあり認定中古車は高値で安定している。展示場に並ぶのはデモカーアップの車両が多い。主流となっているクーパーで250万円-270万円前後が目安。取り上げた物件は走行僅か2000km! 極上モノのクーパー・クラブマン。
登場からまだ2年あまりしか経っていないうえに、流通量が少ない人気モデルということもあり認定中古車は高値で安定している。展示場に並ぶのはデモカーアップの車両が多い。主流となっているクーパーで250万円-270万円前後が目安。取り上げた物件は走行僅か2000km! 極上モノのクーパー・クラブマン。
■こんな人におススメ
ファミリーカーとして推奨できるのはもちろんのこと、子育ての終わった50-60代の方にもおススメできる。ワゴンボディのクラブマンは、ハッチバックモデルよりグッとシックで大人の雰囲気を醸しているからだ。そう、あの頃の“カントリーマン”のように。
ファミリーカーとして推奨できるのはもちろんのこと、子育ての終わった50-60代の方にもおススメできる。ワゴンボディのクラブマンは、ハッチバックモデルよりグッとシックで大人の雰囲気を醸しているからだ。そう、あの頃の“カントリーマン”のように。
■SPECIFICATION(2008 クーパー・クラブマン)
●全長×全幅×全高 3935×1685×1440mm ●車重 1200kg ●エンジン 1.6リッター直4DOHC ●最高出力/最大トルク 120ps/16.3mkg ●トランスミッション 6段MT/6段AT
MINI NEXT高崎
027-360-3232
027-360-3232