先週はブーム再燃の兆しをみせるステーションワゴンを取り上げたが、今週の大穴グルマも不景気の影響をほとんど受けていない“注目株”の欧州製ミニバンを特集しよう。世界経済がどん底状態にある時代といっても、いまや生活必需品となっているクルマがすべての家庭から消えてしまうわけではない。やはり、スーパーマーケットへの買い物や「おでかけ」に使えるファミリーカーは必要なのだ。で、ミニバンである。欧州には、日本/アメリカ製とは一線を画す個性的で基本性能のしっかりした「家族グルマ」が揃っている。しかし、新車だと若干割高なのはご存じのとおり。そこで認定中古車である。価格的にも人気の国産勢と「ガチンコ」で勝負できるので要チェックだ!
■グッドプライス賞:年式・走行距離・コンディション・オプション装備・ボディカラーなどのバランスを総合的に考察して、特に「買い得!」と評価した物件。「今週の総合力NO.1」と考えていい。
■イマがチャンス賞:最近になり相場が特に下がっているモデルのなかから注目物件を選考。世界屈指のスペシャリティカーが多いのがチェック・ポイント。
■エンスー賞:デビューから間もない、または逆に先代・先々代モデル、さらに新車の登録台数が極端に少ないモデルなど、希少性の高い物件を紹介。古めのモデルは信頼と安心の認定中古車の価値が際立つことは言うまでもないけれど、最近は走行距離が少なくデビューから間もない個体も一般の中古車店には流通しない傾向にあるので要チェック。
グッドプライス賞
RENAULT グランセニック 2.0グラスルーフ
RENAULT グランセニック 2.0グラスルーフ
¥2,770,000
重厚感のある乗り心地がポイント
■モデルの概要
ルノーの基幹モデル“メガーヌ”のプラットフォームを流用して2005年にリリースされた2代目セニックが“グランセニック”だ。7人乗りの3列シートは多彩なアレンジが可能になっていて、3列目は簡単な操作で床下に収納できるほか、2列目も各座席をワンタッチで折りたたむことができる。さらに、走りの基本性能がしっかりしていることも忘れてはならない。どんな回転域からも充分なトルクが盛り上がってくる扱いやすい2リッター直4エンジン、しなやか且つどっしりとしていて重厚感のある乗り心地を提供するサスペンションなど、特に高速走行性は非常に高いレベルにある。目立たない存在だが、欧州製ミニバンの優等生代表だ。
ルノーの基幹モデル“メガーヌ”のプラットフォームを流用して2005年にリリースされた2代目セニックが“グランセニック”だ。7人乗りの3列シートは多彩なアレンジが可能になっていて、3列目は簡単な操作で床下に収納できるほか、2列目も各座席をワンタッチで折りたたむことができる。さらに、走りの基本性能がしっかりしていることも忘れてはならない。どんな回転域からも充分なトルクが盛り上がってくる扱いやすい2リッター直4エンジン、しなやか且つどっしりとしていて重厚感のある乗り心地を提供するサスペンションなど、特に高速走行性は非常に高いレベルにある。目立たない存在だが、欧州製ミニバンの優等生代表だ。
■市況情報
冒頭でもお伝えしたように、ミニバン市場は燃費の面で不利なアメリカ製を除いて、不景気の影響をそれほど受けていない。つまり、高級サルーンやスポーツカーとは異なり、主力モデルの相場は非常に安定している状態だ。これが欧州製ミニバン攻略の基本となる。ところで、グランセニックという名を初めて聞く人も少なくないだろう。登録台数が非常に少ない稀少モデルである。捜索範囲を全国のディーラーに拡大しても認定中古車は数台しか見つからないはず。出逢えたら早めにおさえておくのがポイントになる。平均価格帯は230-300万円前後で、グラスルーフ仕様が主流。取り上げた物件はデモカーアップ車両なのでほとんど新車の状態! 狙い目だ。
冒頭でもお伝えしたように、ミニバン市場は燃費の面で不利なアメリカ製を除いて、不景気の影響をそれほど受けていない。つまり、高級サルーンやスポーツカーとは異なり、主力モデルの相場は非常に安定している状態だ。これが欧州製ミニバン攻略の基本となる。ところで、グランセニックという名を初めて聞く人も少なくないだろう。登録台数が非常に少ない稀少モデルである。捜索範囲を全国のディーラーに拡大しても認定中古車は数台しか見つからないはず。出逢えたら早めにおさえておくのがポイントになる。平均価格帯は230-300万円前後で、グラスルーフ仕様が主流。取り上げた物件はデモカーアップ車両なのでほとんど新車の状態! 狙い目だ。
■こんな人におススメ
高速巡航が得意なクルマだから、特に家族で遠出する機会の多い方におススメ。ミニバンにしてはコンパクトなので奥様が普段使いできるのもマル。ご存じのように、いまETCを利用すれば高速道路は1000円だ。「おでかけシーズン」本番となる9-10月のためにぜひゲットしよう。グラスルーフは子供ウケもいい!
高速巡航が得意なクルマだから、特に家族で遠出する機会の多い方におススメ。ミニバンにしてはコンパクトなので奥様が普段使いできるのもマル。ご存じのように、いまETCを利用すれば高速道路は1000円だ。「おでかけシーズン」本番となる9-10月のためにぜひゲットしよう。グラスルーフは子供ウケもいい!
■SPECIFICATION(2008 グランセニック2.0グラスルーフ)
●全長×全幅×全高 4495×1810×1635mm ●車重 1620kg ●エンジン 2リッター直4DOHC ●最高出力/最大トルク 133ps/19.5mkg ●トランスミッション 4段AT
ルノー東京有明
03-3527-5656
03-3527-5656
イマがチャンス賞
MERCEDES-BENZ V350トレンド
MERCEDES-BENZ V350トレンド
¥3,760,000
流通量が豊富な欧州製ミニバンのメインストリーマー
■モデルの概要
メルセデス・ベンツが初めて作ったミニバンとしてVクラスが登場したのは1998年のこと。モデル名がビアノに変更された時期もあったが、2006年にVクラスの名が復活、コードネームをW638からW639としていまも販売が続いている。現行型に搭載されるパワーユニットは力強く且つスムーズな回転フィールが真骨頂の3.5リッターV6DOHC。W639の2006年モデルには3.2リッターV6SOHC、2007年モデルは3.7リッターV6SOHCユニットが積まれていた。ちなみにW638には2.3リッター直4モデルも用意されていた。高級感より実用性を重視した“質実剛健”的な内外装と、しっかりしたエンジンとサスペンションを持っている“ごまかし”の一切ない欧州製ミニバンを代表するロングセラーモデルだ。
メルセデス・ベンツが初めて作ったミニバンとしてVクラスが登場したのは1998年のこと。モデル名がビアノに変更された時期もあったが、2006年にVクラスの名が復活、コードネームをW638からW639としていまも販売が続いている。現行型に搭載されるパワーユニットは力強く且つスムーズな回転フィールが真骨頂の3.5リッターV6DOHC。W639の2006年モデルには3.2リッターV6SOHC、2007年モデルは3.7リッターV6SOHCユニットが積まれていた。ちなみにW638には2.3リッター直4モデルも用意されていた。高級感より実用性を重視した“質実剛健”的な内外装と、しっかりしたエンジンとサスペンションを持っている“ごまかし”の一切ない欧州製ミニバンを代表するロングセラーモデルだ。
■市況情報
欧州のミニバンで最も探しやすいモデルがVクラスだ。認定中古車の主流はW639のベーシックグレードとなるトレンドで、300万円台中盤から後半付近が目安となる。予算を抑えたい方は、ビアノやW638の直4モデルを根気強く探してみるのも賢い手。タイミングによっては200万円台前半で展示場を飾る場合もある。
欧州のミニバンで最も探しやすいモデルがVクラスだ。認定中古車の主流はW639のベーシックグレードとなるトレンドで、300万円台中盤から後半付近が目安となる。予算を抑えたい方は、ビアノやW638の直4モデルを根気強く探してみるのも賢い手。タイミングによっては200万円台前半で展示場を飾る場合もある。
■こんな人におススメ
子供が二人以上いる方にとってはまさに“無敵”のファミリーカーとなる。各座席には快適に過ごせるスペースが用意されているから長きにわたり便利に使えるだろう。また、シートアレンジも多彩にできるので、キャンプやサーフィンなどアウトドアを趣味に持つ方にもおススメ。Vクラスの高速安定性を体感すると、もう国産ミニバンには戻れない。
子供が二人以上いる方にとってはまさに“無敵”のファミリーカーとなる。各座席には快適に過ごせるスペースが用意されているから長きにわたり便利に使えるだろう。また、シートアレンジも多彩にできるので、キャンプやサーフィンなどアウトドアを趣味に持つ方にもおススメ。Vクラスの高速安定性を体感すると、もう国産ミニバンには戻れない。
■SPECIFICATION(2007 V350トレンド)
●全長×全幅×全高 4755×1910×1900mm ●車重 2110kg ●エンジン 3.7リッターV6SOHC ●最高出力/最大トルク 231ps/35.2mkg ●トランスミッション 5段AT
メルセデス・ベンツつくば 下館中古車センター
0296-21-0600
0296-21-0600
エンスー賞
CITROEN C4ピカソ2.0エクスクルーシブ
CITROEN C4ピカソ2.0エクスクルーシブ
¥3,280,000
明るい室内は癒しの空間
■モデルの概要
広大なガラスエリアと多彩なシートアレンジが特徴のビジョスペースというコンセプトを持つシトロエン製ミニバンのC4ピカソ。搭載されるエンジンは143psを発揮する2リッター直4だ。シトロエンならではのしなやかでストローク感のある乗り心地は決して期待を裏切らないレベルにあるし、とにかく室内は明るく快適。ミニバンにもシトロエン流を貫いているところに好感が持てる。家族みんなで試乗に行けばその価値がわかる!
広大なガラスエリアと多彩なシートアレンジが特徴のビジョスペースというコンセプトを持つシトロエン製ミニバンのC4ピカソ。搭載されるエンジンは143psを発揮する2リッター直4だ。シトロエンならではのしなやかでストローク感のある乗り心地は決して期待を裏切らないレベルにあるし、とにかく室内は明るく快適。ミニバンにもシトロエン流を貫いているところに好感が持てる。家族みんなで試乗に行けばその価値がわかる!
■市況情報
2007年の登場ということもあり、認定中古車はほとんど流通していない。というか、走っている姿を目にしたことのある方もほとんどいないだろう。つまり、稀少車と言っても過言ではない。認定中古車.comが見つけた貴重な物件は、半年前に登録されたばかりの極上車。新車同様ということを考えるとこの価格も納得できる。
2007年の登場ということもあり、認定中古車はほとんど流通していない。というか、走っている姿を目にしたことのある方もほとんどいないだろう。つまり、稀少車と言っても過言ではない。認定中古車.comが見つけた貴重な物件は、半年前に登録されたばかりの極上車。新車同様ということを考えるとこの価格も納得できる。
■こんな人におススメ
3列目のシートは大人が座るには厳しい作りなので、小学生くらいまでの子供がいるファミリーにおススメ。また、内外装のデザインが非常にスタイリッシュだから奥様の足グルマとしても使える。とにかく乗ってみれば「こんなミニバンもあり!」と思わせてくれるだろう。クルマに酔う子供もこれならOKかも。
3列目のシートは大人が座るには厳しい作りなので、小学生くらいまでの子供がいるファミリーにおススメ。また、内外装のデザインが非常にスタイリッシュだから奥様の足グルマとしても使える。とにかく乗ってみれば「こんなミニバンもあり!」と思わせてくれるだろう。クルマに酔う子供もこれならOKかも。
■SPECIFICATION(2009 C4ピカソ2.0エクスクルーシブ)
●全長×全幅×全高 4590×1830×1685mm ●車重 1630kg ●エンジン 2リッター直4DOHC ●最高出力/最大トルク 143ps/20.8mkg ●トランスミッション 4段AT/6段AT
シトロエン横浜 緑
045-924-3677
045-924-3677