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今週の大穴グルマ セダン編

今週の大穴グルマランキング

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第1位

BMW 323i
¥ 2,980,000
BMWの直6モデルが300万円の予算で射程圏!
 プレミアムを掲げる重量級のミニバ ン・ブームが一段落して、扱いやすく燃費の面で有利なセダンの人気が高まっている。特に、2~2.5リッター・エンジンを搭載するミドルクラスがファミ リー層から注目を集めているようだ。“浮気“をしていたクルマ好きがミニバンやSUVから運転を楽しめるセダンに戻ってきた、とも考えられるだろう。今回 は、「ステアリングを握る悦び」を堪能できるミドルクラス・セダンから、大穴度の高い「おいしいモデル」をセレクトしてみた。言うまでもなくこのセグメン トには各ブランドの強豪が揃う。
激戦を制して1位を獲得したのは、BMW 323iだ。現行のE90型だが、2008年秋に実施されたマイナーチェンジの際にカタログから落ちているモデルである。つまり約3年間しか導入されてい なかった直6ユニット搭載モデルに目を付けたわけだ。それでは、323iが325iの単なる廉価版だったのかというと、決してそんなことはない。323i と名付けられているものの、325iと基本的に同じエンジンを積んでいるのだ。そう、323iは2.3リッターではなく2.5リッターのストレートシック ス。325iのエンジンとは排気量も同じなら11.0という圧縮比も共通で、発生するパワーが41ps/トルクが2mkgほど大人しくなるだけなのであ る。CPUのセッティングが異なるだけと考えていいだろう。
ところで、41馬力の差というと、動力性能にかなりの差があると思う方が少なくないかもしれない。でも、トップエンドまでまわさないかぎり、加速性能や回 転フィールに違いを発見できる人はほとんどいないと思う。それほど、クランクケースやシリンダーヘッドカバーにマグネシウム合金を使用し、バルブトロニッ クが装着されたN52B25A型ストレートシックスの基本性能は高いのだ。で、圧倒的な人気を誇る325iだけではなく、323iにも注目してほしいわけ である。取り上げた物件のように、300万円を切る予算でシルキーシックスが手に入るのだから買い得感は高い。というか、相場は直4の320iと完全に オーバーラップしているから、かなり「おいしい」。流通量もボディカラーや年式を選べるくらいの量はあるから心配ない。ぜひ、世界屈指の直6ユニットを味 わっていただきたい。
BMW 323iとはこんなクルマ

現行の3シリーズ、E90型がデビューしたのは2005年・春のこと。323iは半年ほど遅れて上陸を果たした。搭載されるパワーユニットは 177ps/23.5mkgを発生する2.5リッターのストレートシックス。前述したように少々ややこしいが、323iは2.3リッターではなく325i と同じエンジンを積む2.5リッターなのだ。エグゾーストマニフォールドや排気系も共通で、CPUの設定だけが異なる。当時の新車価格が530万円だった 325iと408万円の直4モデル・320iの価格的なギャップを埋めるための戦略機種だったのだろう。しかし、323iは2008年に実施されたマイ ナーチェンジの際に姿を消している。さて、この直6ユニットは、滑らかな回転フィールが真骨頂。レッドゾーン付近まで気持ちよく吹けあがるその感触はまさ に“名機”と呼ぶに相応しい。剛性感の高いボディ、絶妙なフラット感を提供するサスペンション、高いステアリングの支持剛性などは間違いなく世界のトップ レベルにある。
★全長×全幅×全高 4525×1815×1425mm ★車重1510kg ★エンジン 2.5リッター直6DOHC ★最高出力/最大トルク 177ps/23.5mkg ★トランスミッション 6段AT ★新車価格 480万円

BMW Premium Selection岐阜
058-248-1168

第2位

Audi A6 2.4
¥ 3,160,000
買い得感の高いA6をチェックしよう!
 僅差で2位としたもののBMW 323iと変わらない大穴度と実力を持つA6 2.4。搭載する2.4リッターV6ユニットは“シルキーシックス”に負けない滑らかな回転フィールが真骨頂。CVTとの相性も抜群にいい。それにして も、取り上げた物件の316万円!は安い。高価なパッケージオプションも満載しているから新車価格は600万円に達していたはず。見逃す手はないだろう。 ちなみにA6 2.4の相場はA4の直4モデルとも完全にオーバーラップしている。要チェックだ!
Audi Approved調布
042-487-3925

第3位

CITROEN C5 2.0
¥ 2,580,000
スタイリッシュなエクステリアがポイント
 直4ユニット搭載モデルでランクインを果たしたのはシトロエンのミドルクラス・セダン“C5 2.0”。C5は昨年の秋にモデルチェンジが実施されているので、取り上げた物件は先代モデルの最終型だ。この物件はブラウン系のボディカラーとベージュ のレザーシートが実にいい雰囲気を醸している。コンディションも非常にいい。300万円の予算があれば、諸費用込みでも余裕で手が届くのだから大穴度はか なり高い。
シトロエン宮前
044-872-5590