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カーグラとストレートシックス

ちょっと前から我が事務所にはCGのバックナンバーが過去20年分ほど置かれている。と言っても、全て個人の私物なのですが。

でも置いてあるので、パラパラと暇を見つけては読んでいます。

CGといえば、日本屈指の自動車雑誌としてその名を知らない人はいないでしょう。

ただ個人的には、仕事の関係上たまに目を通す程度でガッツリ読み込むみたいなことを今までしたことがありませんでした。

というのも、なんだかとってもCGは上級でお兄さんの雑誌という気持ちがずっとあり、自分のような中途半端というか偏った自動車好きには敷居が高いし難しいと思っていたからです。そして、その気持ちは今でも変わってはいません。

ただ、こうしてまとまってバックナンバーがあると、7年前、10年前当時の新車のインプレッションなど、その当時は自分には関係ないと思っていた車の記事も、いまや中古車となってお手頃な価格になっていたりで、イイなぁと思うようクルマの当時の評価などが分かって非常に興味深いものとなったりしています。

まぁ”お兄さんの雑誌”と言っていた僕本人がすっかり中年になり、お兄さんをとうに通りすぎてオジサンになっているのも今や普通に読めるようになっている理由なのかもしれません。

そんな中、見つけたのがこの一冊。

2001年1月号。

表紙に「ストレートシックス 完全調和の美学」と書かれており、E46 BMW M3をキービュアルに中でM3、R34GTR、BMW330i、TVRタスカンなどが紹介されています。

直6特集。。。すばらしい!

僕は、若い頃から親父の影響で直6が好きです。

18で免許を取り、最初は360の軽でしたが(時代は、「アサミの49万8千円」とか軽も550になってましたが)、そのうち家にあったHR30スカイラインターボ(所謂L型ターボ)だったり、なぜかわが家にやってきたボロボロのE28M5だったり、何度か直6に乗りすっかりスキになってしまいました。

特にBMWの6気筒は、シルキーシックスと言われているとおりにスムーズで、その後我社の社長宅にあったZ4 3.0SMGに乗せてもらった時間、本当に「吹け上がり方」「音」などシビレルほど感動した覚えがあります。

まぁそんなことをこの本を読みながら思い出していたら、無性にまた乗りたいなぁ~と思うようになり、買えもしないのに妄想クルマ探しをしたりしています。

E46 M3SMGⅡ。。。欲しい。。。無理ですが(汗

しかし、日産のスカイラインもV6になってしまったり、ほとんどのエコなエンジンは直4かV6。それも過給器付き。もう直6なんていまや絶滅危惧種なんですね。

でかいし重いし、レイアウトも難しい。スペックだけ見ると非ばかりの直6。

なにがそんなにいいのか?

アジです。味しかないのです。(たぶん)

そして、そのアジはクルマ好きなら分かるんじゃないかと思います。

そして断然個人的にはNAが好きなので、すでにたぶんほぼ絶滅。

中古車でしか探すことは出来ないですが、中古車だからこそ乗ることが出来るとも言えます。

10年前の車かぁ~。乗るなら今が最後のチャンスかもなぁ~。。。無理だけど(滝涙