バブル最盛期のメルセデスと言えば、やはりコレでしょう。
W126 560SEL。
当時はアクが強すぎ感もありましたが、今ではすっかりネオクラな感じになりまして。
生産されていたのは、1979年~1991年。
いわゆる「ベンツ」という言葉を知らしめたのは、間違いなくこのモデルだと思います。
ドアの開閉はもちろん、各部のメッキモールやらバンパーの張り出し感やら
特別な高級感に溢れています。
フロントウィンドウ両脇の溝、テールランプの凹凸など、
なるほど、と思わせる様々な細かい造りがなされているのもさすがSクラス。
しかしこの車、恐ろしく綺麗です。走行たったの3万キロ。
見つけたのは、このあたりのお宝グルマにめっぽう強い「Garage ENZO」にて。
ワンオーナーではないですが、全てのオーナーに携わっているそうなので
履歴もバッチリです。
ところで、今では高級車というとレザーシートが標準、革のほうが偉いということになっていますが?
本来は座り心地のやわらかい布のほうが良く、英国王室の車は運転手が革シートで後ろは布製だったりしました。
で、このW126のシートはマニアが喜ぶ「ベロア」。
外装と同じく新車の如しです。
ふっかふかでございます。
このシートに腰を沈めると、何とも言えない心地良さが味わえます。
1988年式ですがエアバッグも付いてます。
日本では、1987年までは火薬の問題でエアバッグが法的に認可されていなかったそうなので、
これは認可後かなり初期のものということになります。
現代のクルマに通ずる色々な技術をこの当時にしておしげもなく注いだメルセデスは、さすがです。
さてそんな「ベンツ」の真骨頂、560SEL、ぜひ実車を見てみることをオススメします。
◆Garage ENZO ガレージエンゾウ
茨城県牛久市柏田町3041-3 TEL:029-878-0911 http://www.enzo.co.jp
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