ほとんどデザインが変わらず生産され続けたので、

コイツがどれだけの年代モノかはなかなか分からない人も多いかもしれませんが、

なんと！　1965年式。　もうちょっとで半世紀です。

なんと言ってもこのカラーリングが絶品。　ピアッジオのバッヂもレトロ感溢れてます。

ほんとの初期モデルは、フェンダーにライトが付いていて、ハンドルもバーハンむき出しです。

安全基準からかライトの位置が上がり、ここに落ち着きました。

しかしベスパのデビューは1946年だそうですから、

これでも既に当時20年くらいは経過しているのです。

う～ん、深い。

男の4速MT！　切れ目でお察しの通り、クラッチを握り、ハンドルごとグリッとまわします。

オドメーターは4桁。いったい何回転したのでしょうか。

それと、ベスパといえばウインカーはグリップの先端に付いているのにこれには無い！

年代的に付いていないのです。車検もないサイズですから、そのまま現代まで生きてきたわけです。

ウインカー以上に衝撃を受けたのは、このキーシリンダー。

いや、シリンダーとは言わないか。これはハンドルロックです。ここ以外に鍵穴はありません。

つまり、キーを差し込むという概念が無く、即キックでエンジン始動！

ある意味、最近流行の「キーレス＆ゴー」システムというヤツですね。

まぁこれだけの年代モノであれば、そこらへんに放置しておくオーナーもいないでしょうから・・・

問題ナシです。（笑）

荷台もシートも全ての佇まいが素敵です。

ちなみにエンジンはリアフェンダーの右側を空けるとのぞけます。左が荷物入れ。

一応サイドスタンドが付いていますが、エンジンが右側にあるということは・・・

ハンドルが右を向いていると、倒れます！

しっかりセンタースタンドで停めましょう。（笑）

いや～こんなオシャレベスパ、1台持っておきたいもんですね。

このサイズなら、ガレージと言わず部屋に飾るのもアリかも。

後ろの280SLと水槽で気付いた方もいるかもしれませんが、

このベスパ、ズームカーコレクションで見れますよ～。

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