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価値観…画期的でも悲しい結果

boscoこのサイトに興味をもって訪れてくれている皆さんの大半が自動車を運転される方だと思います。

自動車を運転すると必ず隣り合わせにいるのが事故です。

それは、時として自分が被害者だったり、ちょっと不注意から加害者になってしまったり。。。

しかし、クルマを運転している以上、どんなに自分が気を付けていても事故が起こる場合があります。

話はちょっと変わりますが、僕は犬が好きです。

昨年末に11年近く連れ添った愛犬が逝き、寂しい日々を過ごしていましたが今月また妙な経緯で以前と同じ犬種(バーニーズ・マウンテン・ドッグ)を引き取ることになりました。

愛犬家と言われる人でも色々な方が居て、「犬は犬、家族ではない。」と言う人もいれば、「犬と言えども数年一緒に暮らしていると家族の一員です。」 と言う人もいます。どちらも人それぞれの考え方なので、どちらが正しいというの事は無いと思っています。でも、僕は後者です。

この 様に、犬好きでも飼い犬に対する想いが違うのだから、犬と暮らしていない普通の人であればまた別の考えがあるでしょう。

3月6日の 朝日新聞に「盲導犬の価値認める」という記事が掲載されてました。

これは、名古屋で起きた交通事故で、視覚障害者の方が盲導犬と歩 行中に、右折してきたクルマにはねられそうになり、それを庇おうとした盲導犬が即死、また視覚障害者の方も頭を打つなど重傷を負った事件で、盲導犬をユー ザーに貸与している「中部盲導犬協会」がトラックを運転していた加害者を相手取り607万円の損害賠償を求めていた裁判で地裁が294万円の賠償命令を下 したという記事でした。

そこには当初相手側は、「盲導犬は歩行補助具にすぎない」と主張しており、同犬種の子犬代金(10万円)などを合わせた 20万円程度が妥当と反論していたと書かれていました。

この判決は、画期的でもあり悲しい結果でもあるなぁと思いました。

なぜならば、犬が交通事故 に遭った場合みなさんがご存じのとおり現在は「物損」として処理されます。

その場合、ほとんどがこの運転手が主張するように子犬などの値段を もとに算出されることになるでしょう。

今回の判決は、今までその程度しか損害賠償が認められていなかった「犬」に300万円近い賠償責任が 認められたという事が画期的だと思いました。

しかしその算出方法は、「盲導犬1頭を育成するのに掛る費用(450万円)÷有効活動期間(10 年)×被害に遭った盲導犬の残りの活動期間(5年)」を元に算出されており、万人が見てなんとなく納得できるような出来ない様な方法が元になっています。でもそ こには、家族を失った精神的苦痛に対する賠償は全く含まれていません。それが僕には悲しい結果に思えました。

額は大きいけれど、やはりどこかモノに近い感じがしたからです。

このように裁判でモノの価値を争った場合、たとえそれが被害者の身体の一部ともいえる盲導犬であっても被害者の思い入れの多くは反映されません。

人生のすべてを犠牲にして保有していた先祖の形見のツボだろうが、マニア垂涎の1台だろうが、世間一般の大多数が興味が無い事についても、そういう人たちの意識も含んだ通編的な価値観で判断されてしまいます。

そんなのなんだかなぁって思いました。

モノの価値、事の価値って何なんでしょうね?

やっぱり自分が思った価値が一番正しいとおもうんですよね。

まぁ、それがなかなか分かってもらえないからこうして裁判沙汰になるようなことは被害者であれ加害者であれならないように注意しかないんですけどね。。。

 

P.S.中部盲導犬協会が主張した607万円は比較的根拠が示しやすいという判断で算出したんでは?と思いました。本来であればその5~6倍は請求しても良いのではと思ったからです。だって盲導犬って訓練しても1/10くらいしか最終合格しないんですよね。1頭を世に送り出すために最終まで残らない子がほとんどですが10頭育てて訓練しないといけないらしいんですよね。

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