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AstonMartin CYGNET

 以前にもこのブログかどこかで書いたことがあるけど、子供の頃からのクルマ好きのまま大人になった僕には、20歳の頃に夢というか目標のようなものが一応あって、30歳でスーパー7!それもできればBDR。40歳でポルシェ。これも911で65年のSWB。そして50歳になった時にアストンに乗っていられたらなぁなどと思っていたりしました。

つまり、諸先輩方が言うイワユル「上がりクルマ」。それが僕にとってのアストンマーティンだったりするのです。 

 20歳の頃にそんなことを思ったりしていたのですから、相当に思い入れが強いく詳しいのかといえば、思い入れはソコソコ有るのですが、はっきり言ってそれほど詳しいわけではないのです。もうね、あまりにもブランドのステージが高すぎて当時から憧れるだけで精一杯で、簡単にいえば「そんな大人になれたらいいなぁ」位の感じです。 

とまぁ、そんなアストンマーティンなのですが、広報車両を借りだしてきた社長から「週末に家族で乗った感想を書け」とシグネットを渡されたのでした。
 
アドスタッフブログでM氏も言っていますが、クルマとして素性を語ってしまえばそれはもうベース車であるトヨタのiQの事になってしまうのです。なので3人乗車時の移動がどうだったなんてことを今更ここで書くことにそれ程の意味なんて無いんじゃないかとも思ったりするのです。(webに既にiQの詳しいレポートがイロイロありますしね)
 
身も蓋もない事を書いているような気もするのですが、誤解してほしくないのは、CYGNETというクルマの存在意味を僕自身は無意味なものとは思っていないのです。(全くの勘違いかもしれませんが)
 
ごくごく普通のサラリーマンの僕が、この2日間で乗って触って考え出した結論は(妄想というか推測にすぎませんが)、このクルマを普通にクルマとしての価値基準で評価すべきものではないということです。
 
じゃぁなによ!?と問われれば、エルメスのビーチタオルのようなものなのかな?と思ったのです。
 
つまり、エルメスのバッグを持つに相応しいライフステージの人のためにエルメスはビーチタオルも用意していて、これが1枚5万円以上。
 
つまり、アストンがライフステージにピッタリ合っている人のためにアストンマーティンが用意したシティコミューター、それがシグネットと考えるとどこかしっくり理解することができます。。。
 
なので、はなから自分のような庶民がこのクルマを語ることなど烏滸がましいのですよ。わからなくて当たり前なのです。
 
だって、5万円のタオルも普通の数千円のタオルもタオルとしての機能はそれほど変わらないですし、いくらハイクォリティーなタオルでもノーブランドなら5万円もしないからです。
 
そして、エルメスのパスタオルもきっとエルメスで織っているわけではないでしょうし(もしかしたら世界屈指のクォリティを誇る四国辺りかもしれません。)、それと一緒で、アストンのお眼鏡に叶ったベースがTOYOTA iQだった事は、驚くには値しないのかもしれません。むしろ誇らしいことです。
 
しかし、ブランド品が流行れば喜んでルイヴィトンだグッチだと言って身分不相応に買い漁っている日本人には一番理解されない種類の商品かもしれませんね。
 
でも、憧れの初アストンがシグネットとか・・・正直微妙です。(庶民談)
とか言ってるからこそ庶民の庶民たる所以なのですが・・・