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さよならPOLO

 

先日の土曜日ムスコの水泳教室の付き添いに行った際、いつも一緒になるムスコの友達のお母さんが、「今日は終わったら急いで帰らなくちゃならないんですよ」と。

いつもであれば終わってからちょっと雑談などして普段は全く関わることのないムスコの小学校の話などをします。でもその日は用事があったようです。

 「お食事にでも出かけるんですか?」となんとはなしに聞く僕に「今日はPOLOのお別れ会なんですよぉ」と微笑みながらそのお母さん。。。どうやら9年間その家族の足となって活躍していたVW POLOのお別れ会を家族でするんだということでした。なんとも微笑ましい。

その家族は、我が家と同じく子供1人の3人家族で、それほどクルマが好きというわけでは無かったようですが、家族とともに9年間乗り続けた赤いPOLOを手放す決心をし、翌日新たなクルマが来るのと引き換えに引き取られていくとのことでした。

家族全員が9年間乗り続けたPOLOをいたく気に入っていたようで、半年ほど前に悩んだ末に継続検査を受けたばかりでした。

そんな家族に何があったのかを聞くと、ここ最近調子が悪く一度はバッテリーの劣化によりセルが回らなくなり交換、最近ではエンジンがかからなくなるというトラブルが数回あり、ついには出先でエンジンがかからずJAFを呼ぶハメに陥ったようです。

このエンジンが掛からなかった原因はプラグの劣化・汚れだったようで、新しいモノに交換してからはまた以前のように好調を取り戻したようでした。

しかしそんなトラブルが立て続けに起き、またこれからも次から次へと起きるんじゃないか?という不安から今回の買い替えを決心したようです。

このご家族、9年間で走行距離が4万km。非常に少ないです。本当に家の近所の買い物などがメインだったようです。

この話を聞いて僕はちょっと残念なキモチになってしまいました。

なぜ半年前の車検時にバッテリーやプラグの交換などをディーラーは薦めなかったのか?またわからなかったのか?という点です。

たぶん殆どのオーナーは、この家族同様にクルマに詳しくない人たちです。

こういう出来事からクルマ離れ輸入車離れが進んでいくんだろうなぁと思ったのです。

因みにこの家族の次の愛車は国産コンパクトです。