白いトップが素敵なリアビューです。 1960年 メルセデス・ベンツ190SL。
300SLの廉価版としてデビュー、と言っても300SLが天文学的な価格であったため、
当然ながら190SLもかなりの高級車です。
このSLは特別レストアなどは施されていないのですが、
当時の風合いを残しつつコンディションも良いという稀な個体でした。
美しい造形です。 こんな手の込んだ作りは、現代では絶対にやらないでしょう。
なめらかなボディと大きなメッキバンパーの組み合わせは絶品。
年式によって、幌のみ、幌 + ハードトップ付き、どちらも無し、の3種類が存在しますが、
この190SLは幌&ハードトップ付きでした。
内装もメッキのスイッチ類が美しいですね~
ステアリングのメッキリングを押すとホーンが鳴りますが、
初期モデルはホーンリングを回してウインカーを点灯させます。
なかなかイカス仕掛けですが、これが故障が多く、途中からウインカーは普通のレバーになっています。
ラジオの横に付いている時計は、当時のオプション品だそうで、
ケースを開けると裏から巻けるようになっています。
カリフォルニアナンバーが良く似合います。
日本のじめじめした環境ではなく、やはりカラッとした国の海沿いを流すと最高でしょう♪
冒頭に書いたように、ほぼオリジナル状態につき内装の破れや多少のメッキのひび割れはありますが、
エンジンはいたって快調。 これからじっくり仕上げも楽しみたいって人にはうってつけですね。
そんなわけで価格もだいぶお安め。
川崎のSLハウスさんの190SL、AUTOCAR JAPAN 12月号(10/26発売)に掲載予定です。
■Mercedes-Benz 190SL
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