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サービスと対価

1998年の消防法の改正で緩和されたことにより日本でも登場したセルフサービス式のガソリンスタンド。

wikiによると2010年3月時点で8,000店+αと、12年の間にフルサービスからの転向、新規開店などで急激に増えています。

東京辺りでも都心部以外では、セルフスタンドばかりと言う状況です。

確かかなり前のブログで、このセルフスタンドについて書いたことが有りましたが、過剰なサービスもなく気楽に利用できるし、なにより価格のちょっと安かったりするので良いと言うようなことを書いた覚えがあります。

しかしそれも最近では、「ちょっと違うかも」と思い始めています。

セルフサービスのスタンドが増え始めた頃、利用に不安のあるユーザーたちを積極的に取り込もうときめ細かいサービスや気配りがなされていました。

最近、セルフのスタンドで不満に思うことは、窓を拭くもの一つ用意されておらず、その上車内清掃をした際のゴミを捨てる事さえ出来ないようなところが多くあることです。

それでも、燃料費が格段に安いのであれば、割り切って利用するのも致し方ないとも思って居ました。

先日、都内に出かけた際に、ガソリンの警告灯が点灯していることすっかり忘れていて、ガス欠寸前にスタンドに飛び込みました。

そこは、僕の自宅から比べれば都心部で、地価なども高い地域です。まぁいわゆる高級住宅エリアです。

入ったスタンドはフルサービスのスタンドで、思い起こせばもう何年もそうしたスタンドに来たことはありませんでした。

運転席から一歩も降りることなく、ガラス清掃、室内のゴミすてなど、久しぶりにサービスを受けました。

意外だったのは、支払いを済ませて明細を改めてみると、僕の住んでいる地域のセルフのスタンドよりよっぽど安いのです。

 安くもなく、サービスと呼べるようなものも無い、セルフのスタンドの存在価値っていったい何なのだろう?と思った訳です。

店員と無駄なコミュニケーションをしなくて良い気楽さ意外ナニもないんじゃないかと・・・