なんともまぁ力強いタイトルですが、内容はそれほどでもないです。
今僕は、会社から貸与されているAUDI TTクーペ(2.0)に普段乗っています。
スポーツカーらしいスタイリングとハンドリング、そしてエグゾーストノートと非常にクルマ好きの心をよく分かっているなぁと初めて乗ったときから感心していました。
また6速のSトロニックも、マニュアル並みの楽しさとともに渋滞の多い街中ではイージードライブを提供してくれるし、デイリーユースを考えた場合、非常にありがたくそして高性能です。
こうも良い事尽くめのTTですが、スポーツカーならではのデメリットもあります。
多くの方が懸念するのは、そのボディーサイズです。
もっと言えば、車内の広さです。
特にリアシートは、多くの自動車雑誌などで「エマージェンシー用」と割り切ってなどと書かれています。
まぁ、実際に広いとは言いがたいです。。。
が、実用的でないか?と言えば、条件にもよりますが決してそうでない事を声を大きくして言いたいのです。
今回掲載している写真は、TTクーペの後部座席に子供が座った画です。
彼は、我が息子で8歳小学校2年生、身長125cmです。
そして、運転席の位置は170cmの僕が普通に運転するときの位置です。
彼の頭の上には、まだ10cmほど余裕があります。
助手席側であれば、無理することなくもう少しシートを前に出来るので、彼が身長135cm~140cmくらいまではこのクルマで無理なく家族で移動する事が出来ます。
先日、TTにお乗りの方が、奥様がご懐妊ということで泣く泣くクルマを乗り換えると言う話しを聞きました。(ロードスターでしたが)
確かに後部にチャイルドシートを装着する事はロードスターでは不可能だし、仮にクーペであれば奥様も後部座席に乗車する事は不可能ではないと思いますが、不便だと思います。
しかし、子供がジュニアシートを使うような3歳くらいになれば、1BOXのような便利さは無いにしてもTTのようなクルマでも不自由なくマイカーライフを送る事が可能です。
家族の事を考えると、便利でゆったりとした車内は魅力です。
しかし、それが幸せとは限りません。
多少ハードな乗り心地でも、スポーティなスタイリングと乗り心地を好む同乗者もいます。
事実、我が妻などがそうです。
そして、他人が見たら「狭くてかわいそう」と思うリアシートに息子は喜んで乗っています。
彼などは、快適この上ない国産ミニバンなどに乗ることに全く持って喜びを持てないようで、それならいっそ、路線バスでの移動のほうが楽しいようです。
これは我が家族が多少イカレていたとしても、意外と実用性の高いスポーツカーがあるってことは、クルマ好きには結構夢のある話しじゃないですか?
そして、今後何度かこのテーマについて書く機会がありそうですが、「あえてマイカーを持つ」ということのヒントでもあるように思います。