前回の続きです。
前回のお話しは、「エコカー=ハイブリットカー」だけでは無いですよということと「基礎的技術の地道な研究開発は大切」という事です。そしてもっとも重要なのは「手に入れやすい」ということが大切です。というお話し。
一過性の流行りモノのように、人より早く手に入れる満足感とか、今だけの希少性とかでもてはやされている様な事になってしまうと、いわゆる飽きも早いのが心配です。
ここで、勘違いしていただきたくないのは、僕はハイブリットカーが嫌いなわけではありません。
1900年代に入るちょっと前にフェルディナンド・ポルシェ博士が発表したそれは、いまや独創的で革新的な技術とは言いがたいですが、カセットレコーダーとラジオをあわせたラジカセのようなエキセントリックな感じも日本人的だし、むしろ好きな部類かもしれません。
ただ、なんとなくハイブリットって今の時代の過渡性の現れのような気がします。
近い将来、今のようなガソリンエンジンのクルマが無くなってしまうのかどうなのかは僕には分かりません。
しかし、やはり行き着く先はハイブリットではなくEV(電気自動車)なのかなぁなんて思う所もあります。
しかし、EVを一般の人がマイカーとして日常的に使用していくには技術的にもっと進んでいかなくては難しいのでは?と思っています。例えば高効率・高耐久・ハイパワーそして軽量なモーターとバッテリーとかです。
外出時の充電や定期的なメンテナンスなどを考えるとインフラの整備にも非常に時間とコストがかかります。
そんな諸々を考えると、一筋縄では超えがたいキャズムが存在していることは否めません。
でも、もし時代がソチラ方面に向いているのならいずれやらなくてはならないでしょう。
しかし、それが今なのかというとちょっと疑問もあります。
今の時代の技術進歩のスピードであれば、今のモノとの互換性を考えなければ数年後には格段に良い方へと様変わりする可能性が高いと考えられるからです。それに、中途半端に一般的に普及してしまうと、その互換性問題が革新への足かせになる可能性もあります。
そう考えると現実的な方法として、こんなやりかたがあります。
まずは一部では実験的に始まりましたが、公共の交通網(バス・タクシーなど)をガツンっと早期EV化。その為に多少掛かっても公金導入を。そして、一部事業用車輌のEV化の助成など。(これも1部すでにありますね。でも、もっと盛大に!!!)
とにかくマイカーなどの一般ユーザーではなく、公的なものが率先してアーリーアダプタとなり、どんどん導入していくべきだと思います。
そして、ある程度の部分において技術的に確定した段階でマジョリティへと橋渡しをしていく事が理想なんじゃいかと考えます。
エコに絡めて小銭をばら撒くより、初期段階のリスクを負ってもらったほうがよっぽど良いんじゃないでしょうか?
エコカー減税・助成金等が別の目的…景気回復のための経済効果を狙ったものなら、それはそれでもっと他の方法で誰でも恩恵にあずかれる方法でやってほしいものです。
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