早いもので、このクルマの車検も5回目。10年目に突入です。
このクルマ、度々いろんなところで話していますが、発端はムスコが生まれた時に「家族で乗れるワゴンが必要だなぁ」というところからなぜかいわゆるワーゲンバスを買っちゃったという、ちゃんとした大人ならならないであろう展開で我が家にやってきた1台でした。
このフロントウィンドウが2枚のアーリーバスと呼ばれるモデルの最終年式である1967年が自分の生まれた年であったことから、無謀にもキャンパーモデルであるウェストファリアの67年がもしあれば買うとお店の方に相談した所、「まぁ見つからないね~」と言っていたにも関わらず、一応聞いてくれたアメリカのワーゲンバスコレクターが放出してくれたおかげで船に乗って日本へやってきた1台でした。
見た目の可愛さと裏腹に乗り心地も運転した感じも古いトラックそのもので快適という2文字から対極に有るようなクルマで、「なんでこんなの買っちゃったんだろうなぁ~」と暗澹たる気持ちなった事を覚えています。
しかし人と言うのは素晴らしいもので、それも数ヶ月過ぎてしまえばすっかり慣れてしまい、そのままアレヨアレヨと言う間に10年も乗ってしまいました。
運が良いのか?そういうものなのか?(多分そういうものだと思いますが)大きく壊れる事もなく、ここまで来たのですが、10年って言えば一昔と言うくらいで、10年前の自分ってどうだったのかなぁ?と改めて思い返してみました。。。が!なんも変わって無い(恥
ただ職場は2度変わり、その時生まれたムスコは順当に憎たらしくなり、愛犬も2代目へ。
よくよく思い起こせばいろんな変化は有ったんだなぁとシミジミです。
とは言うものの自分自身根本的には何も成長していないし、むしろ老いた感は否めませんが。。。
ただ、この萌えバスも僕自身と同じように10年前とあまり変わらずいるし、まぁ無理して変わる事ばかりが良い事とも限らないんだよなぁと改めて思ったのでした。
まぁいつもながらオチはないですが。。。
さてさて、車検をお願いした帰り道、整備工場近くの駐車場でなんだか物々しい風景に出合いました。
おそろいの作業パンツにTシャツの男8人。
よくよく見れば消防署の方がワーゲンバスを囲んで写真を撮ったりメモったり。。。
そのバス、良く見ればエンジンリッド付近、車の後部が白い粉まみれでした。
聞いてみるとエンジンルームから出火したようでした。おそろしい・・・まさに燃えバス。
どうもウェーバーツインキャブにしているようで吹き返しのガソリンに引火したようでした。(ちゃんとエアクリーナーは付けていたんだろうか?ファンネルだけだと危ないよね)
大して燃えていなかったようなので配線をチョコッと直せば大丈夫そうですが、自分もガスホースの劣化とか気をつけなくては(汗