横浜のMM地区に自転車専用レーンが設置されたと報道されていました。
しかしその距離400m。
歩行者・自転車双方の安全を守るために全国でどんどん整備をススメて欲しいと思いました。
僕が毎日使用している通称30M道路では、昨年から片側1車線づつ潰して自転車用の走行帯の設置を行なっています。
すでに一部は開通しています。
昨今の自転車ブームもあり自転車の絡む甚大な事故が増えており、それを受けて行政もようやく重い腰を上げたような感じです。
この30M道路、道幅が広いこともあり朝などでも工事現場に向かう大型車両の集合場所に使われていたのか1車線を塞いで多くの大型車両が停車していることなどもあり朝〜日中などは実質2車線道路のような感じだったりしました。
ロードレースタイプの自転車などは、歩道がいくら自転車走行可の標識があっても本来走らなくてはならない車道を停車中の大型車両を避けながら走行しなくてはならず、自動車側から見てもちょっと危ないなぁと感じていました。
その為今回のこの工事は非常に喜ばしいものだと思っていました。
が!いざ出来上がってみると。。。。実際はロードバイクの皆さんほとんど使っていません。
自動車を多く運転する側からすれば、自転車用に1車線分を専用にしたのだから車道は自動車専用にするべきだとも思うのですが、なぜゆえに自転車の皆さんはそこを積極的に使わないのか?イロイロと見ていくとそこには幾つかの問題点がありそうです。
そのひとつは、その自転車走行帯の作りです。
この30M道路の専用走行帯は、車道を1車線分潰してその分歩道を広げ、それを2分割板形になっています。
横浜などの自転車走行レーンのような形で車道と同じグランドレベルであればそれほど問題がないのですが、一段高くなった歩道と同じ高さにあるため、接続する道路の部分(交差点など)では段差がありフラットではないのです。
以前自分もチューブラーのロードバイクに乗っていたことがあるので解るのですが、よく知らない方からすれば大したことのない段差でもパンクしやすいですし、以外に危険なのです。
その為、結局車道のほうが走りやすいのでロードの皆さんは変わらず車道を走っているのではないかと思います。
そもそもこの自転車走行帯を何のために作ったのか?というのが、そのあたりを考えると見えてきます。
第一は歩行者の安全確保でしょう。
他にも交通量の多い車道では自転車は危険というのもあるでしょう。
結局歩行者のためだったり自動車が事故を起こさないためだったりと、つまりは自転車のために作ったのではないからなのかもしれません。(推測ですが)
そう考えると本当に税金の無駄使いです。どうせ作るのなら使えるものを作ればいいのに。。。
ただそのように現在蔑ろにされている自転車ですが、自分たちが市民権得てそれを確固たるものにするためにはモラルの向上が必要なのも事実です。まぁ何事も人が増えれば比例してダメな人も増えてきますので自転車だけではない話なのですが)
自転車が好きでキメキメの格好に高価なロードに乗っているような方こそ、ちゃんとした交通ルールを守って、地位の向上を目指してほしいものです。
以前ブログで紹介した僕の自転車は、その後整備されご近所自転車として活躍しています。(整備の顛末はまた後日に機会があれば)
しかし自転車が自転車のため(ミニサイクル)自転車走行可の歩道を走行させていただいてます。車道は・・・怖い!無理!!