前回のお話しは、メーカーで採用していないからといって「効果が無い」と言っちゃうのは乱暴ですよというお話し。
「科学的根拠も何もよくわからないけどナンダカ良い」というものも良くあります。
実際に開発・販売している方達には根拠も理屈もあるのかもしれませんが、企業秘密で公開されていない内容や、非常に難しい(理解不能)な理論だったりするからです。しかし、なんでかよくわからないモノもあります。
その場合、考えられる一つの理由が所謂思い込み・プラシーボって奴です。
この手の話になると、プラシーボ効果として話をかたずけてしまう人が多々見受けられます。
実際に、僕が以前打ち合わせに伺った某一流自動車雑誌の編集などもそうでした。
そして、プラシーボ→良いと思いこんでるだけ→科学的根拠無い=実際には効果無いという理論のようです。
しかし、プラシーボ効果って無意味なんでしょうか?
思い込みでも9km/Lの車が12km/Lになったとすれば、事実燃費は向上しています。
プラシーボ効果によって、運転者が潜在的に高燃費になるよう努めて運転したかもしれませんが、でも考え方によってはそれも意味があるのではないでしょうか?
実際に燃費が向上しているわけですし、その添加剤の当初の目的は達成しているわけです。
先の例は、非常に理屈っぽくなってしまいました。
では、エンジンがスムーズになるとかハンドリングが良くなるとかはどうでしょう?
人が感じる非常に微妙な感覚の部分で数値化することが難しい。
そして、数値化できないから根拠が無い効果が無いと言われてしまう。
しかし、やはりそれが思い込み効果であったとしてもユーザーが満足しているのであれば効果があったと言っていいのではないでしょうか?
見方によっては、効果を実感できなかった人も「効果なんてあるはずが無い。」という思い込みがあったかもしれません。。。
むしろ、逆に考えると「そういうものは効果が無い」と思い込み、そして実際に効果が無かったとすれば、それもプラシーボ効果とも言えます。
費用対効果に見合わず、でも効果が認められるようなことでも、その思い込みによって否定的になることも考えられます。
そして、プラシーボ効果は医療現場では治療方法の一つとして活用されています。
そう考えると、思い込むことによる効果っていうのは無意味ではないのです。
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P.S.先に書いた某編集部でのやりとりで、「うちの雑誌ではこの手は扱えない」といわれ事務所に戻りその雑誌をパラパラ見ていると、雑誌社対抗耐久レースのときの写真に目が留まりました。
なんと、その雑誌のレースカーに彼らが怪しいと言った商品のステッカーが貼ってありました。
どうやらメインではないようでしたがスポンサーのようです。
打ち合わせ時には、倫理観的なことまで言っておきながら(相手は某一流なので当然上から目線です)レースやるためのお金は出してもらうのか???…大人って…。
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