その昔、MINI Cooperでヒストリックカーのジムカーナやワンメイク耐久レースに出てた事があります。
ジムカーナは、ヒストリックカーのクラブなどが主催する大会などです。
耐久レースは1300ccのノーマルクラスで、サンデーレースではありましたが一応シリーズ戦になっておりJAF公認レースでした。
その頃、ヒストリックカーの競技にすっかり見せられてしまった僕は、それまで乗っていた最終年式のMG-Bを売り新車のMINI Cooper1.3iを購入しナンバーもつけずにそのままレース車輌にモディファイするために工場へと入れました。
それは、当時は今よりも厳しくロールケージを入れてしまうとその後車検に通らなくなってしまうため、登録前にモディファイをし、改造申請をするためでした。
そのレースは、改造が許されている箇所も少なく、内容はセーフティデバイスの追加程度です。
それでも、足周りなどの細かいセッティングで随分と乗りやすさもタイムも変わった事を覚えています。
非力な1.3リッターのOHVエンジンでは、筑波サーキットの第2ヘアピンからのバックストレートへの立ち上がりや上りのきついホームストレッチで「もう少しパワーがあればなぁ」と思ったものです。
改造範囲の狭いクラスで効果的なチューニングのひとつが軽量化です。
そして、軽い車は、燃費も上がるためレース時に入れておくガソリンが少なく出来たり、ハンドリングのスタビリティなども向上します。
ある時、少しでも軽量化しようとそれまで付けていたアルミホイールとバケットシートをもっと軽いものに交換しようとカタログを見ながらたくらんでいるとメカニックが僕に近寄ってきて言いました。
「シートを1kg軽くするのに何万円も掛けるなら、自分が痩せた方が良いんじゃねぇの~」と。。。
さもありなん。。。。。。
アルミホイール、タイヤなどはサスペンションのバネ下重量が軽くなるため、普通の軽量化とは違う意味で非常に意味があります。
が、しかし。。。
クルマは、車だけで走っているわけじゃないという非常に根本的な部分を僕は見落としていたわけです。
もっと大枠で捕らえていけば気がつきそうな事です。
いや。。。。気がついていたのかもしれません。
しかし、問題を他に持っていくことが自分自身楽だったからかもしれません。
そして、何かを別の(自分が今まで体験した事の無いような)モノに変えることによって物凄く好くなるんじゃないかという過度の期待があったのも事実です。
みなさんもそんな事って無いですか?
目新しい事をやっていく事、チャレンジする事も大切です。
しかし、基本的なことや今出来る事を地道にやっていく事も大切なんですよね。
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