今年はモーターショー・イヤーです。
東京モーターショーも開催され今年で41回だそうです。
先日申し込んでおいたプレスパスが届きました。
オフィシャルHPにて各社のブリーフィングスケジュールを確認しましたが非常に寂しいものでした。
大分前から、今回のモーターショーへの出展を多くの海外自動車メーカーが取りやめを決定していた事は知っていましたが、開催まで一月ちょっとなり改めてその出展社数をみて、現実なんだなぁとしょんぼりしてしまいました。
これはさまざまな原因がありますが、大きな要因はリーマンショック以降の世界的不況が理由でしょう。
もともと小さな島国の日本は、マーケット自体も小さいですし、経済の成長と共に人々の暮らしぶりを豊かにしてくれた「ジドウシャ」というものに、風潮や流行に流されやすい日本と言う国が全体的にいまちょっと冷たいということもありしようの無い事なのかもしれません。
しかし、クルマ好きには、本当に由々しき問題です。
東京モーターショーといえば僕自身いくつかの思い出があります。
長野からわざわざ父に何度か連れられて行きました。
当時は、今は無き晴海の展示場が会場で周りは何も無いような所でした。
しかし、会場の周辺や中は来場者でごった返し、いち早く新しいモデルやコンセプトカーを見ようと非常に活気がありました。
とにかく華やかで夢があったことを覚えています。
そう当時クルマには夢があったのです。
いまの日本の経済状況では、そんな夢に胸躍る人も少ないのかもしれません。
悲しい事です。
今月17日から開催されるフランクフルトモーターショーには、ヨーロッパの各メーカーが出展するようです。
まぁ、地元なので当然と言えば当然ですが。
そこで発表されるモデルが少しづつリリースされてきました。
各社やはりエコロジーが一つの大きなテーマとなっているようです。
しかし、ヒステリックな感じではなく、そこには非常に夢があります。
日本でも来年発売されるだろうと言われているBMW7シリーズのアクティブハイブリッドなども出展されるようです。BMWもいよいよ満を持してと言う感じです。世界中のBMWファンシャーが納得できる1台をBMWが考えるハイブリッドの形にしたものと考えられます。日本導入が今から楽しみです。
また、前回コンセプトカーとして出展された308RC Zの市販モデルRCZもあるようです。
僕はこのRCZなんて、ちょっと良いなぁと思いました。
1.6Lガソリンモデルと2.0Lディーゼルがあるようなのでディーゼルが日本にも入ってくれば良いなぁと思いました。
そして、なんといっても目玉はBMWのヴィジョン・エフェシエント・ダイナミクスでしょう。
プラグインハイブリッド+1.5Lディーゼル+スポーツカーというクルマです。
なんだかとっても近次世代そして超実用的なパッケージです。
そして、性能もすばらしいらしく、0-100km/hが4.8秒、そしてリッター26.6km/Lだそうです。
少し補足をするとこの燃費、欧州複合モードでの数値なので日本でメジャーな10・15モードだと34km/Lくらいということになると思います。
本物のスポーツカー、そして本物のエコカーです。
なんとも夢があります。
なんだかワクワクします。
む~~ん。実際にこの目で見たかったなぁ。。。
まぁ、こうしてうらやましがっていてもしようが無いのですが。。。
しかし、BMWはなぜスポーツカーでこのクルマを創ったのでしょう?スポーツカーに求められる性能が過酷だから?
僕は違うと思います。きっと自動車先進国と言われる国の人々は、ただエコなクルマなんて望んでいないからだと思います。せっかくわざわざ自分で所有するのに社会的貢献だけで払う代償としてクルマは高すぎるからではないでしょうか?だから「楽しみ」が必要なんだと思います。
乗る楽しみ、所有する楽しみ、眺める楽しみ・・・オーナーだからこその喜びが必要不可欠だからなんじゃないかと思います。
そんな相反するような要求の高さがプロダクツとユーザーそれぞれのレベルを高いものにしてるのかもしれませんね。
今は政治も経済も非常に不透明で不安もありますが、人々がココロにゆとりを持ってそして冷静に「カーライフ」を楽しめるような日々になって、僕が子供の頃に行った華やかなモーターショーが戻って来て欲しいものです。次世代を担うクルマ好きの子供たちのためにも。
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