先日、webサイト「ホイーラーズ」U氏とECO Lifeブログでレポート中のLANCIA YPSILONマルチジェットでお台場は日本未来科学館にて開催されている「ZIGZAG伝統革新 未来を走るイタリア展」へと行ってきました。
フェアー&キャンペーンのスペースでも紹介しましたが、イタリア貿易振興会がイタリア各州政府の協賛のもと開催している展示会でモビリティーを軸に自転車から航空・・・はては航空宇宙のイタリア最先端技術を彫刻などの文化と融合させ効果的に紹介しています。
展示品目は、コンセプトカーや各種製品など非常に興味深く面白かったです。
しかし、僕が一番唸ったのは、その展示方法が芸術的であったことで、まさにイタリア的であったことでした。
もともとは、事務局の方からのお誘いと、以前このブログでも書いたとおり今年のモーターショーの海外メーカーの未出展などから、なにかちょっとでもネタになることでもあればと軽い気持ちで出かけて行ったというのが本当で、実はそれほど期待していなかったと言うのが本音なのです。
この展示会は、最先端技術を見せる事が目的ではあるけれど、どちらかというと「流れ」とか「未来」とかを感じる事が出来ます。
会場全体を大きな一つの展示物と捉えると、さもすれば地味に映ってしまう幾つかの展示物にも大きな意味があることに気が付きます。
そういうことなのかなぁ?と確信がもてないまま観て回るうちに、今回の展示会の一つの象徴でもあるウンベルト・ポッチョーニ氏の彫刻「空間における連続性の唯一の形態」が目に飛び込んできます。
最先端のデジタル技術にて複製された彫刻、音、映像にて過去から未来へと連続性を持ちながら力強く進みそして「形のあるものには意味が有り、そして美しくなくてはならない」というようなイタリア工業界の意気込みのようなものを芸術的に感じる事が出来ます。
物事の捉え方、考え方が日本人とは大きく違うように感じました。
だから出来あがってくるプロダクトなんかも何か違うんだろうなぁ。。。
とにもかくにも、非常におもしろい展示会でした。10月17日まで開催していますので興味のある方は是非行ってみてください。そして大変ありがたいことに入場無料です!