前回の予告通り、冬支度の手始めとしてエンジンオイルの交換をしました。
いつものようにホームセンターなどで売られている安い半合成オイルです。
だいぶ前にも書いたかも知れませんが、ワーゲンの空冷フラットフォーエンジン(通称Type1)は、シリンダー部は空冷ですがヘッド部分は油冷+空冷と言ってもよく、エンジンオイルが潤滑だけの役割ではなく安定した温度にエンジンを保つ役割もしているので非常に重要です。(空冷ポルシェといっしょですね。)
なのにもかかわらず、このエンジンのサンプ量はノーマルで2.5Lという少なさです。そして、水冷以上に命綱であるオイルにもかかわらず、よくあるペーパーなどの交換式のオイルフィルターを持たずまるで茶漉しのようなストレーナーのみでオイルをろ過しています。(大きなゴミしか除けません。。。っていうか、エンジン内部に大きなゴミが出てくる事自態、一体どこから出てきたのかとそっちのほうが気になっちゃいますが)
僕のバスのエンジンは1500ccですが、シリンダー&ピストンのセットを交換するだけ簡単に1700cc弱までチューニングができるなど、その手 のパーツはいろいろ出ており強化オイルポンプやらカートリッジ式のオイルフィルターキットやら他の車種に比べ安く手に入れることができます。そして、絶対 的に少ないオイル量を増やすための追加オイルサンプなども販売されています。
ちなみに僕の車にも車両購入後に+1.5Lのオイルサ ンプをDIYにて取り付けてあります。(余談ですが、非常に単純な部品構成でもともとのオイルドレンプレート取り付けのスタッドボルトを付属のロングタイ プに交換し取り付けるのですが、作業工程自体は単純簡単なのですが実際に作業するとこれが結構大変で、スパナを加工しなくてはならないほど狭い場所でナットをしっかりと締めなくてはならないので、ショップにて作業をしてもらうほうがお勧めです。)
センタードレンからオイルを抜くと、悲惨なくらい真っ黒に汚れたオイルが出てきました。あまりに汚れがひどいので前回いつ交換したか思い出してみましたが、夏前に受けた車検の前後だったか?いまひとつ記憶がはっきりしません。しかし、本当に真っ黒です。
2.5L+1.5Lなので規定量は4Lなのですが、4Lいれるとオイルディップのアッパーラインぎりぎりまで来てしまうので3.3~3.6Lくらいの少なめのほうが良いみたいです。今回は10W -40のオールクライメイト3L+20W-50のVR1を500ccのミックスで交換しました。
交換後は、エンジンも静かになりスムーズです。古く単純な構造のエンジンだからこそ顕著にわかります。
冬支度の第一弾はこれで完了です。
ぼちぼちバッテリーもダメそうなので交換になりそうです。
その前に・・・CDデッキの交換。国産純正流用ですがDIYでうまくのか?とりあえずやってみます。